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【資料2-1】岡田参考人提出資料 (52 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34471.html
出典情報 腎疾患対策及び糖尿病対策の推進に関する検討会(第3回 8/2)《厚生労働省》
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第3回 腎疾患対策及び糖尿病対策の推進に関する検討会 2023年8月2日 総括
1. 腎疾患対策検討会報告書に基づき、公的研究班、腎臓学会、腎臓病協会が連携し、CKD対策に取り組んでいる。
2. CKD対策支援データベースを構築し、研究班HPで各都道府県における透析導入率の年次推移を公開し、対策
効果の見える化を図った。2016年と比較し、2021年には18の県で透析導入率が減少していた。
3. 2016年と2021年を比較し、女性では透析導入患者数は0.9%減少、男性では3.2%増加した。
4. 2018~2021年の透析導入数は2016~2017年の平均透析導入率で予測される導入数を下回った。また透析導入
の高齢化が明らかであり、透析導入が先送りされている可能性が示された。
5. CKD認知度は上昇しており、未病者へのアプローチや新たなチャネルを通して一層の普及に取り組んでいる。
6. 地域の診療連携体制構築は、日本腎臓病協会CKD対策部会の地域代表と連携して、全国的に展開した。
7. 2019年に実施したかかりつけ医および専門医を対象としたCKD診療連携に関するアンケートから、かかりつ
け医からの紹介は基準より遅く、逆紹介が進まない可能性が示唆された。連携パスの運用が不十分であった。
8. 各地でCKD診療連携体制は拡大しており、連携体制下では診療水準の高度化が期待される。
9. CKD患者のデータベース(J-CKD-DB)が構築・拡充され、ガイドライン準拠率の評価のみならず、ガイドラ
インに沿った標準治療を組み合わせることでCKD進展を有意に抑制する可能性が示された。

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