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【資料5】高齢者施設と医療機関の連携強化・感染対応力の向上 (47 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34470.html
出典情報 社会保障審議会介護給付費分科会(第221回 8/7)《厚生労働省》
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感染対応力の向上の現状と課題
<現状と課題>
(感染対応力の向上)

平時からの感染症対策については、令和3年度介護報酬改定では、施設系サービスについては、感染症の予防及
び蔓延防止のための委員会の開催、指針の整備、研修の実施等に加え、年2回以上の訓練(シミュレーション)の
実施が経過措置3年を設けたうえで義務化された。



介護施設において感染症への対応に精通した職員は少ないことから、今般のコロナ禍においては、平時からの感
染症に対する対応力の向上のため、感染管理の専門家による実地指導の実施等の取組を行ったところであり、感染
対応力の更なる向上に向けた取組が引き続き必要である。



なお、令和4年度診療報酬改定では、診療所について、平時からの感染防止対策の実施や、地域の医療機関など
が連携して実施する感染症対策への参画をさらに推進する観点から「外来感染対策向上加算」が新設されている。



また、今般の新型コロナウイルス感染症への対応においては、コロナ患者が発生した場合に、相談対応や診療を
行う医療機関の確保状況について、施設間で差がみられており、高齢者施設と医療機関のマッチングを進めてきた。



さらに、新型コロナウイルス感染症への対応においては、適切な療養環境の確保や、地域の医療提供体制の確保
から、退院基準を満たした患者の介護施設での受け入れの促進のための介護報酬上の臨時的取り扱いを設けた。

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