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○医薬品の新規薬価収載について 総-5-4 (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00223.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第564回 11/15)《厚生労働省》
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5. 投与対象となる患者
【患者選択について】
投与の要否の判断にあたっては、以下に該当する生後 6 カ月以上の小児又は成人患者であることを確認
する。また、小児の場合は体重 5 kg 以上であることをあわせて確認する。
1.

アトピー性皮膚炎診療ガイドラインを参考にアトピー性皮膚炎の確定診断がなされている患者であ
ること。

2.

抗炎症外用薬による治療 a)では十分な効果が得られず、一定以上の疾患活動性 b)を有する、又はス
テロイド外用薬やカルシニューリン阻害外用薬等に対する過敏症、顕著な局所性副作用若しくは全
身性副作用により、これらの抗炎症外用薬のみによる治療の継続が困難で、一定以上の疾患活動性
b)

を有するアトピー性皮膚炎患者であること。

a)

アトピー性皮膚炎診療ガイドラインで重症度に応じて推奨されるステロイド外用薬(成人:
ストロングクラス以上、小児:ミディアムクラス以上)やカルシニューリン阻害外用薬等による
適切な治療を直近の 6 カ月以上行っている。

b)

以下のいずれにも該当する状態。
IGA スコア 3 以上
EASI スコア 16 以上又は顔面の広範囲に強い炎症を伴う皮疹を有する場合(目安として頭
頸部の EASI スコアが 2.4 以上、7 歳以下の場合は 4.8 以上)
体表面積に占めるアトピー性皮膚炎病変の割合 10%以上

【投与の継続にあたって】
本剤の臨床試験における有効性評価時期(投与開始後 16 週時点)を踏まえ、投与開始から 16 週後まで
に治療反応が得られない場合は、本剤の投与を中止すること。また、本剤投与中は定期的に効果の確認を
行うこと。
さらに、ステロイド外用薬やカルシニューリン阻害外用薬等との併用によりある程度の期間(6 カ月
を目安とする)寛解の維持が得られた場合には、これら抗炎症外用薬や外用保湿薬が適切に使用されてい
ることを確認した上で、本剤投与の一時中止等を検討すること。
なお、症状が寛解し本剤投与を一時中止した患者のアトピー性皮膚炎の再燃に際し、患者の状態を総合
的に勘案して本剤投与を再開する場合は、
【患者選択について】の 2 を満たす必要はない。

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