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03資料1_令和6年度以降の新型コロナワクチンの接種について (19 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36490.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第57回 11/22)《厚生労働省》 |
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接種プログラムに係る各論点について①
現
状
【新型コロナウイルス感染症の疫学的状況】
○ 現時点では、オミクロンの亜系統であるXBB系統が主流の流行株となっているが、オミクロンは、新たな亜系統や組換え体を生じているものの、ウイル
スの重症度等は変化しておらず、デルタ株流行期と比較して全ての年代で重症化率及び致死率が低下しており、特に高齢者や基礎疾患を有する重症化リ
スクの高い者においては重症化をもたらす恐れがある一方で、それ以外の者においては重症化等の割合は少ない状況である。
○ こうした状況は1年半以上にわたって続いており、「抗原性が徐々に変化するものの、オミクロンと同様の重症度のウイルスの流行が継続すること」を
想定した対応をとっている。また、感染症の流行周期は明らかでなく、年に複数回の感染拡大がみられるが、特に年末年始において、比較的大きな感染
拡大がみられる。
○ オミクロン株流行下における年齢階級別・基礎疾患有無別の死亡者数の状況をみると、死亡者の大部分を65歳以上の者が占める一方で、60歳未満の者につい
ては、死亡者数は少ない。
○ 我が国のCOVID-19入院症例に関するレジストリを用いて、オミクロン株流行期に登録された入院患者を対象として、死亡の転帰に寄与するリスク因子
を評価したところ、入院患者においては、死亡との関連は、高齢であることが非常に強く、その他基礎疾患については比較的弱かった。
【ワクチンの効果等に関する知見】
○ 有効性については、オミクロン株流行下では、感染予防・発症予防効果の持続期間等は2~3か月程度と限定的である一方、重症化予防効果は1年以上
一定程度持続することに加えて、流行株に合わせたワクチンの追加接種を行うことで、追加的な重症化予防効果等が得られるとの報告がある。
○ 現時点で、国民の多くがワクチン及び感染による免疫を保有する状態となっているとする報告がある。
○ 費用対効果評価では、新型コロナワクチンの費用対効果は良好であり、特に65歳以上の高齢者において費用対効果に優れる結果だった。
【ワクチン安全性に関する知見等】
○ 医師や製造販売業者等からの副反応疑い報告や、その他国内外の情報等も踏まえ、副反応検討部会等において継続的に安全性の評価が実施されており、
現時点において、ワクチン接種によるベネフィットがリスクを上回ると考えられ、ワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められず、引き続
き国内外の情報を収集しつつ、新型コロナワクチンの接種を継続していくこととしてよいとされている。
○ 直近で開催された10月の部会においては、各社の各年代層における接種と、回数別の接種(4、5、6回目接種)について評価を行い、継続的に注視し、
議論をしてきた内容も踏まえると、重大な懸念は認められないと考えられるとされた。
【用いるワクチンについて】
○ ワクチンに含むウイルス株については、令和4年秋冬の追加接種において、オミクロン株の成分を含むワクチンを用いることとした。
その後、流行の主流がBA.5系統からXBB系統に移り変わったことや、ワクチンの有効性に関する科学的知見を踏まえ、令和5年秋冬の接種には最も抗
原性が一致したワクチンを選択することとした。
【その他ワクチンを取り巻く状況】
○ 重症化予防等の効果のある抗ウイルス薬が複数利用可能になり、一般流通も行われるなど、新型コロナウイルス感染症を取り巻く状況においても有利な
状況変化が生じている。
19
現
状
【新型コロナウイルス感染症の疫学的状況】
○ 現時点では、オミクロンの亜系統であるXBB系統が主流の流行株となっているが、オミクロンは、新たな亜系統や組換え体を生じているものの、ウイル
スの重症度等は変化しておらず、デルタ株流行期と比較して全ての年代で重症化率及び致死率が低下しており、特に高齢者や基礎疾患を有する重症化リ
スクの高い者においては重症化をもたらす恐れがある一方で、それ以外の者においては重症化等の割合は少ない状況である。
○ こうした状況は1年半以上にわたって続いており、「抗原性が徐々に変化するものの、オミクロンと同様の重症度のウイルスの流行が継続すること」を
想定した対応をとっている。また、感染症の流行周期は明らかでなく、年に複数回の感染拡大がみられるが、特に年末年始において、比較的大きな感染
拡大がみられる。
○ オミクロン株流行下における年齢階級別・基礎疾患有無別の死亡者数の状況をみると、死亡者の大部分を65歳以上の者が占める一方で、60歳未満の者につい
ては、死亡者数は少ない。
○ 我が国のCOVID-19入院症例に関するレジストリを用いて、オミクロン株流行期に登録された入院患者を対象として、死亡の転帰に寄与するリスク因子
を評価したところ、入院患者においては、死亡との関連は、高齢であることが非常に強く、その他基礎疾患については比較的弱かった。
【ワクチンの効果等に関する知見】
○ 有効性については、オミクロン株流行下では、感染予防・発症予防効果の持続期間等は2~3か月程度と限定的である一方、重症化予防効果は1年以上
一定程度持続することに加えて、流行株に合わせたワクチンの追加接種を行うことで、追加的な重症化予防効果等が得られるとの報告がある。
○ 現時点で、国民の多くがワクチン及び感染による免疫を保有する状態となっているとする報告がある。
○ 費用対効果評価では、新型コロナワクチンの費用対効果は良好であり、特に65歳以上の高齢者において費用対効果に優れる結果だった。
【ワクチン安全性に関する知見等】
○ 医師や製造販売業者等からの副反応疑い報告や、その他国内外の情報等も踏まえ、副反応検討部会等において継続的に安全性の評価が実施されており、
現時点において、ワクチン接種によるベネフィットがリスクを上回ると考えられ、ワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められず、引き続
き国内外の情報を収集しつつ、新型コロナワクチンの接種を継続していくこととしてよいとされている。
○ 直近で開催された10月の部会においては、各社の各年代層における接種と、回数別の接種(4、5、6回目接種)について評価を行い、継続的に注視し、
議論をしてきた内容も踏まえると、重大な懸念は認められないと考えられるとされた。
【用いるワクチンについて】
○ ワクチンに含むウイルス株については、令和4年秋冬の追加接種において、オミクロン株の成分を含むワクチンを用いることとした。
その後、流行の主流がBA.5系統からXBB系統に移り変わったことや、ワクチンの有効性に関する科学的知見を踏まえ、令和5年秋冬の接種には最も抗
原性が一致したワクチンを選択することとした。
【その他ワクチンを取り巻く状況】
○ 重症化予防等の効果のある抗ウイルス薬が複数利用可能になり、一般流通も行われるなど、新型コロナウイルス感染症を取り巻く状況においても有利な
状況変化が生じている。
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