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03資料1_令和6年度以降の新型コロナワクチンの接種について (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36490.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第57回 11/22)《厚生労働省》
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本日の論点【1】令和6年度以降の新型コロナワクチンの接種について
(1)科学的知見等について

新型コロナウイルス感染症の疫学的状況

オミクロン株流行下における入院患者の死亡のオッズ比の比較
○ 我が国のCOVID-19入院症例に関するレジストリにおいて、令和4(2022)年1月1日から令和5(2023)年10
月15日(オミクロン株流行期)に登録された入院患者を対象として、死亡の転帰に寄与するリスク因子を評価。

○ 入院した患者で見ると、死亡との関連は、高齢(65歳以上)であることが非常に強く、その他基礎疾患について
は比較的弱かった。
オッズ比=1.00
<18歳
19~49歳
年齢
50~64歳
65歳以上
ワクチン3回接種以上
心疾患
慢性肺疾患
腎障害または透析
肝疾患
基礎疾患等
糖尿病
医師の診断した肥満
膠原病
固形腫瘍
血液腫瘍
妊娠

N.A.
0.00
1.00

0.67
2.01
1.23
1.59
1.43
0.83
1.08
1.59
1.82
1.75
0.00
N.A.

5.08

20.35

○ 「COVID-19 REGISTRY JAPAN(COVIREGI)」(研究代表者:国立研究開発法人国立国際医療研究センター国際感染症センター長 大曲 貴夫)は、2021年度からは厚生労働省委託事業の「新興・再興
感染症データバンク事業ナショナル・リポジトリ(REpository of data and Biospecimen of INfectious Disease(REBIND)」の傘下で実施している、COVID-19入院症例を悉皆的に登録することを目指した観
察研究(レジストリ)である。令和5年10月23日時点で、研究参加施設は662施設、レジストリ登録症例数は89,526症例。
○ 本解析は、COVIREGIに令和4年1月1日から令和5年10月15日に登録された入院患者を抽出し、一定の条件(※)に合致する症例19,879例を対象として、多変量ロジスティック回帰による 「死亡」の
リスク因子を評価した。
※ 条件として、除外基準については次の通りの扱いとした;変異株ゲノム解析を実施し結果が出ている症例のうち結果がオミクロン株以外の者、ワクチン接種歴が「不明」の者及びワクチン接種日が完
全に不明の者を除外。
予防接種歴については次の通りの扱いとした;最終接種日から二週間経過していない者は最終接種は無効とすること及び前掲の通り接種日が完全に不明な者は除外したこと。
○ 上記においては「年齢」については「19~49歳」を1とした場合の各年齢層の死亡のリスク(オッズ比)を、「基礎疾患等」については各因子がある場合の、因子がない場合と比較した死亡のリスク
(オッズ比)を、それぞれ示している。

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