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03資料1_令和6年度以降の新型コロナワクチンの接種について (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36490.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第57回 11/22)《厚生労働省》
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接種プログラムに係る各論点について②
とりまとめ案
1.検討の前提
○ 本とりまとめは、新型コロナウイルス感染症の疫学的状況、ワクチンの有効性・安全性等に関する科学的知見等を踏まえ、予防接種
法に基づく定期接種という公的な予防接種プログラムとして、接種の目的や対象者等を定めることに主眼を置いたものである。
○ 令和5年度までは、予防接種法に基づく特例臨時接種を実施してきており、新型コロナワクチンが一般流通していない状況であった
ものの、令和6年度以降は、新型コロナワクチンは他のワクチンと同様に一般流通が行われる見込みであり、定期接種の対象者以外で
あっても、任意接種として接種の機会を得ることができることとなる。
2.接種の目的及び対象者について
○ 令和6年度以降の新型コロナワクチンの接種については、個人の重症化予防により重症者を減らすことを目的とし、新型コロナウイ
ルス感染症を予防接種法のB類疾病に位置づけた上で、法に基づく定期接種として実施することとしてはどうか。
○ また、令和6年度以降に行う定期接種の対象者は、 新型コロナウイルス感染症による死亡の疾病負荷の大部分が65歳以上の高齢者
となっていることや、入院患者において、「高齢」に比べ「基礎疾患」の死亡との関連性が比較的弱いことを踏まえ、65歳以上の高
齢者としつつ、比較的疾病負荷の高い60歳から64歳までについては、一定の基礎疾患を有する者の重症化リスクも考慮することとし、
その対象者については、予防接種法上、重症化予防を目的とした接種を行うインフルエンザワクチン等における接種の対象者と同様と
してはどうか。
3.接種のタイミングについて
○ オミクロンがデルタ株と比較して重症度が低下していることや、国民の多くが新型コロナウイルスに対する免疫を保有していること、
ワクチンの重症化予防効果が1年以上、一定程度持続すること、ワクチンの費用対効果に加えて、新型コロナウイルス感染症が年末年
始に比較的大きな感染拡大が見られること及びワクチンを取り巻く状況の変化等も考慮し、定期接種のスケジュールについては、年1
回の接種を行うこととし、接種のタイミングは秋冬とすることとしてはどうか。
4.用いるワクチンについて
○ ワクチンに含むウイルス株の検討に当たっては、流行の主流であるウイルスの状況やワクチンの有効性に関する科学的知見を踏まえ
て選択することとし、当面の間、毎年見直すこととしてはどうか。
○ 新型コロナワクチンの接種に用いるワクチンについては、様々なモダリティのワクチンの開発状況等も考慮しつつ、有効性、安全性、
費用対効果等を踏まえて検討することとしてはどうか。
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