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04資料2_池田委員提出資料 (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36490.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第57回 11/22)《厚生労働省》
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ワクチンの有効性のデータ3
項目

ワクチンの有効性等

データソース

発症予防効果 (65歳未満)
初期値

オッズ比0.437 (0.307-0.622)
ワクチンの有効性 56.3% (37.8% – 69.3%)

VERSUS暫定データ (2023.8)
追加接種直後vs 最終接種から1年以上経過A)

発症予防効果 (65歳以上)
初期値

オッズ比0.479 (0.239-0.699)
ワクチンの有効性 52.1% (30.1% – 76.1%)

VERSUS暫定データ (2023.8)
追加接種直後vs最終接種から6ヶ月以上経過A)

入院予防効果 (全年齢)
初期値

オッズ比0.741 (0.396-1.388)
ワクチンの有効性 25.9% (-38.8% – 64.4%)

VERSUS暫定データ (2023.8)
追加接種直後vs最終接種から6ヶ月以上経過

重症化予防効果 (全年齢)
初期値

オッズ比0.359 (0.148-0.871)
ワクチンの有効性 64,1% (12.9% – 85.2%)

VERSUS暫定データ (2023.8)
追加接種直後vs最終接種から6ヶ月以上経過

ワクチンの有効性減衰

以下の割合で指数関数的に減衰
発症予防効果:月6.6% (64歳まで)、13.6% (65歳以上)
入院予防効果:月2.6%

VERSUS1ヶ月ごとの減衰データから
指数関数をあてはめて推計B)

A) VERSUS研究は、国内多施設での検査陰性症例対照研究 (TNCC)によってワクチンの有効性を算出している。今回の分析では、「2024年秋にワクチン
を追加接種した場合」と「追加接種しなかった場合(すなわち、最終接種から時間が経過した状態)」を比較するために、VERSUS研究のオミクロン
蔓延期以降のデータから「接種直後 (接種後14日~45日) vs 最終接種後6ヶ月・12ヶ月以上経過」のワクチンの有効性を再解析し、2024以降の追加接
種のワクチンの有効性と設定した。65歳未満の発症予防効果は接種後1年以上 (13ヶ月以上)経過した者を比較対照に設定できたが、65歳以上の発症
予防・入院予防・重症化予防については、12ヶ月以上経過者が十分な数存在しない(とくに高齢者は、ほぼ6ヶ月ごとに接種している)ため、6ヶ月以
上経過した者を比較対照に設定した。ワクチンの有効性は時間とともに減衰するため、「6ヶ月以上経過」を比較対照とした場合のワクチンの有効性
は、「12ヶ月以上経過」を比較対照とした場合よりも小さな数値になる。(すなわち、ワクチン導入に控えめな推計となる)
B) VERSUS研究における1ヶ月ごとのワクチンの有効性の減衰率を計算した上で、指数関数をあてはめて推計した。

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