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資料3-1~2 デプロドンプロピオン酸エステル(軟膏、クリーム、ローション) (15 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198111_00024.html |
出典情報 | 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第26回 12/7)《厚生労働省》 |
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<日本臨床皮膚科医会 見解>
(別添様式)
スイッチOTC医薬品の候補成分に関する見解
1.候補成分に関連する事項
成分名
デプロドンプロピオン酸エステル 軟膏・クリー
ム・ローション
候補成分 (一般名)
の情報
しっしん、皮ふ炎、あせも、かぶれ、かゆみ、しも
効能・効果
やけ、虫さされ、じんましん
2.スイッチ OTC 化の妥当性に関連する事項
1.OTC とすることの妥当性について
【薬剤特性の観点から】
OTC 化が妥当とは言い難い。
【対象疾患の観点から】
あせも、単なるかゆみ、じんましんは、効能・効果から削除すべ
きである。
【適正販売、スイッチ化した際の社会への影響の観点から】
ステロイド外用剤は、皮膚科専門医の指導の下、使用するべきで
あり、OTC 化されたことにより不適切な使用による副作用等の懸念
がある。そのため OTC 化が妥当とは言い難い。
スイッチ 〔上記と判断した根拠〕
本剤は strong クラスのステロイド外用剤であり、決して力価が
OTC 化 の
低いわけではないため、本来は皮膚科専門医の指導の下塗布するこ
妥当性
とが好ましい。また漫然と塗布し続けることによる、毛のう炎(ス
テロイドざ瘡)、皮膚萎縮、毛細血管拡張、ステロイド皮膚炎等の
副作用の懸念がある。
医療用エクラーの適応は、添付文書にあるように様々な湿疹・皮
膚炎が含まれるが、あせも、単なるかゆみ、じんましんは含まれて
いない。これら疾患・病態は内服や他の外用を使用すべきであり、
効能・効果から削除すべきである。
かつて報道された、顔面に長期連用したために発症した「重度顔
面ステロイド皮膚炎」は二度と起こしてはならない。
2.OTC とする際の留意事項、課題点について
定期的に皮膚科を受診している患者に関して、急場しのぎとして
販売することは仕方ないと思われるが、新規患者の皮膚疾患の診断
が難しい薬剤師が、患者の訴えを鵜吞みにして販売することは大変
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(別添様式)
スイッチOTC医薬品の候補成分に関する見解
1.候補成分に関連する事項
成分名
デプロドンプロピオン酸エステル 軟膏・クリー
ム・ローション
候補成分 (一般名)
の情報
しっしん、皮ふ炎、あせも、かぶれ、かゆみ、しも
効能・効果
やけ、虫さされ、じんましん
2.スイッチ OTC 化の妥当性に関連する事項
1.OTC とすることの妥当性について
【薬剤特性の観点から】
OTC 化が妥当とは言い難い。
【対象疾患の観点から】
あせも、単なるかゆみ、じんましんは、効能・効果から削除すべ
きである。
【適正販売、スイッチ化した際の社会への影響の観点から】
ステロイド外用剤は、皮膚科専門医の指導の下、使用するべきで
あり、OTC 化されたことにより不適切な使用による副作用等の懸念
がある。そのため OTC 化が妥当とは言い難い。
スイッチ 〔上記と判断した根拠〕
本剤は strong クラスのステロイド外用剤であり、決して力価が
OTC 化 の
低いわけではないため、本来は皮膚科専門医の指導の下塗布するこ
妥当性
とが好ましい。また漫然と塗布し続けることによる、毛のう炎(ス
テロイドざ瘡)、皮膚萎縮、毛細血管拡張、ステロイド皮膚炎等の
副作用の懸念がある。
医療用エクラーの適応は、添付文書にあるように様々な湿疹・皮
膚炎が含まれるが、あせも、単なるかゆみ、じんましんは含まれて
いない。これら疾患・病態は内服や他の外用を使用すべきであり、
効能・効果から削除すべきである。
かつて報道された、顔面に長期連用したために発症した「重度顔
面ステロイド皮膚炎」は二度と起こしてはならない。
2.OTC とする際の留意事項、課題点について
定期的に皮膚科を受診している患者に関して、急場しのぎとして
販売することは仕方ないと思われるが、新規患者の皮膚疾患の診断
が難しい薬剤師が、患者の訴えを鵜吞みにして販売することは大変
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