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資料3-1~2   デプロドンプロピオン酸エステル(軟膏、クリーム、ローション) (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198111_00024.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第26回 12/7)《厚生労働省》
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・本剤は局所抗炎症作用と全身作用の乖離を目的に開発さ
れたデプロドンプロピオン酸エステルを含有する外用副腎
皮質ホルモン剤である。
・デプロドンプロピオン酸エステル軟膏・クリームは健常
成人男性を対象に、皮膚の蒼白化を指標とした血管収縮試
験において、ベタメタゾン吉草酸エステル軟膏・クリーム
剤(0.12%)より強い作用を示した。
・デプロドンプロピオン酸エステル軟膏・クリームはラッ
治療学的・製 トを用いた各種炎症モデルに対して、各々ベタメタゾン吉
剤 学 的 特 性 草酸エステル軟膏・クリームとほぼ同等の抗炎症作用を示
( イ ン タ ビ した。また、デプロドンプロピオン酸エステルローション
ュ ー フ ォ ー はクリーム剤と同程度の抗炎症作用を示した。
ム等より)

・最終全般改善度 * は、軟膏剤で 84.3%(721 例/855 例)、
ク リ ー ム 剤 で 81.4%( 664 例 /816 例 )、 ロ ー シ ョ ン 剤 で
78.5%(520/662 例)であった。


各種皮膚疾患患者を対象とした開発時の一般臨床試験に

おける「かなり軽快」以上の比率を示す。
・副作用発現率は、軟膏剤で 0.43%(16 例/3,753 例)、クリ
ーム剤で 1.60%(34 例/2,119 例)であった(承認時及び再
審査終了時までの調査)。また、ローション剤では 1.65%(12
例/728 例)であった(承認時)。
アトピー性皮膚炎の治療において、中等度までの紅斑,鱗
屑,少数の丘疹などの炎症所見,搔破痕などを主体とする
場合にはストロング(III 群)ないしミディアム(IV 群)の
ステロイド外用薬を第一選択とする。乾燥を基盤とするア
トピー性皮膚炎の治療には軟膏を選択するのが基本であ
る。一方で,アドヒアランスを上げるため,夏期などには
使用感を優先し,クリーム基剤を選択することもある。頭
の病変には一般にはローションを使用する。 1 )
臨 床 で の 使 接触皮膚炎の治療において、ステロイド外用薬は高く推奨
われ方

されている。 2 )
痒疹の治療において、ステロイド外用薬は効果があり,第
一選択として使用して良いが、ステロイド外用薬に抵抗す
る例では漫然と使用を継続せず、保湿剤外用を含めた他の
治療法への変更を考慮することとされている。 3)
円形脱毛症の治療において、単発型から融合傾向のない多
発型の円形脱毛症に対しては、1 日 1~2 回のストロング、
ベリーストロング、ストロンゲストクラスのステロイド外
用療法を行うよう勧められている。 4)

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