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資料4-1~2 デプロドンプロピオン酸エステル(テープ) (10 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198111_00024.html |
出典情報 | 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第26回 12/7)《厚生労働省》 |
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注2)尋常性ざ瘡に似るが、白色の面皰が多発する傾向がある。
注3)長期連用により、生じることがある。このような症状があら
われた場合には徐々にその使用を差し控え、副腎皮質ステ
ロイドを含有しない薬剤に切り替えること。
分子量:400.51
構造式:
16.薬物動態
16.1 血中濃度
健常成人男子20人の腰背部に、デプロドンプロピオン
酸エステルテープ剤4枚(デプロドンプロピオン酸エス
テルとして6mg)を12時間貼付し、デプロドンプロピオ
ン酸エステルの血中濃度を経時的に測定したところ、
投与約12時間後まで上昇し(Cmax=111.3pg/mL)、以後
緩 や か に 消 失 し た。ま た、こ の と き のAUC0→ ∞は
1688.5pg・h/mLであった1)。
17.臨床成績
融
17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 国内臨床試験
デプロドンプロピオン酸エステルテープ剤に
おける一般臨床試験として386例、比較臨床試
験として312例の総計698例について臨床試験
を実施し、デプロドンプロピオン酸エステル
テープ剤の有効性が認められている2, 3)。
疾
患
名
90.7(166/183例)
虫さされ
90.2(37/41例)
痒疹群
79.6(113/142例)
乾癬
94.0(126/134例)
掌蹠膿疱症
92.9(39/42例)
肥厚性瘢痕・ケロイド
51.9(28/54例)
扁平紅色苔癬
88.9(32/36例)
慢性円板状エリテマトーデス
81.4(35/43例)
環状肉芽腫
91.3(21/23例)
状:本品は白色〜帯黄白色の結晶性の粉末で、においは
ないか、又はわずかに特異なにおいがある。本品は
クロロホルムに極めて溶けやすく、1,4-ジオキサン
に溶けやすく、メタノール又はエタノール
(95)にや
や溶けやすく、ジエチルエーテルに溶けにくく、水
にほとんど溶けない。
点:225〜230℃
22.包装
(7.5cm×10cm)×50
23.主要文献
1)久光製薬社内資料. Deprodone propionateテープ
(DPTN)の血中濃度.
2)石橋康正 ほか:臨床医薬. 1989; 5(9):1947-66.
3)石橋康正 ほか:臨床医薬. 1989; 5(10):2177-85.
4)牧野荘平:治療. 1985; 67(10):1935-40.
5)鹿取信:Therapeutic Research. 1986; (
5 6):955-61.
6)久光製薬社内資料. 薬理作用に関する資料.
7)久 光 製 薬 社 内 資 料. 健 常 人 を 対 象 と し たDeprodone
propionateプラスターの皮膚血管収縮試験.
有効率(%)
(かなり軽快以上/評価例数)
湿疹・皮膚炎群
計
性
24.文献請求先及び問い合わせ先
久光製薬株式会社 お客様相談室
〒135-6008 東京都江東区豊洲三丁目3番3号
TEL. 0120-381332
FAX.(03)5293-1723
受付時間/9:00 17:50(土日・祝日・会社休日を除く)
26.製造販売業者等
85.5(597/698例)
18.薬効薬理
18.1 作用機序
副腎皮質ホルモンは標的細胞と接触すると、細胞膜を
通過して細胞質の中に入り込む。細胞質の中には副腎
皮質ホルモンに特異的な受容体蛋白が存在し、この蛋
白と結合してホルモン・受容体複合体が形成される。こ
の複合体がさらに活性化されて核膜を通過して核の中
に入り、DNAと結合し、次いでRNAポリメラーゼがこ
のDNAに結合すると遺伝子情報がmRNAに転写され、
特異的なmRNAが形成される。さらに特異的なmRNA
は核の外に出て細胞質で特有な蛋白が合成され、この
蛋白が抗炎症作用を発現する4, 5)。
18.2 抗炎症作用
ラットのカラゲニン誘発浮腫及びアジュバント関節炎
に対して、抗炎症反応を示した6)。
18.3 血管収縮作用
本剤及び対照薬としてエクラーテープ(デプロドンプ
ロピオン酸エステルテープ剤)を直径約1.5cmの円形に
切り、健常成人男子20人の背部に貼付し、血管収縮反応
による皮膚蒼白化の程度を測定した。薬剤は4時間後に
除去した。その結果、本剤とエクラーテープとの間に統
計学的差はなく、
生物学的に同等であると判断された7)。
26.1 製造販売元
久光製薬株式会社
〒841-0017 鳥栖市田代大官町408番地
19.有効成分に関する理化学的知見
一般的名称:デプロドンプロピオン酸エステル
(Deprodone Propionate)
化学名:
(+)-11β,17-dihydroxy-1,4-pregnadiene-3,20-dione
17-propionate
分子式:C24H32O5
製造販売元
−2−
42 / 71
1322H
注3)長期連用により、生じることがある。このような症状があら
われた場合には徐々にその使用を差し控え、副腎皮質ステ
ロイドを含有しない薬剤に切り替えること。
分子量:400.51
構造式:
16.薬物動態
16.1 血中濃度
健常成人男子20人の腰背部に、デプロドンプロピオン
酸エステルテープ剤4枚(デプロドンプロピオン酸エス
テルとして6mg)を12時間貼付し、デプロドンプロピオ
ン酸エステルの血中濃度を経時的に測定したところ、
投与約12時間後まで上昇し(Cmax=111.3pg/mL)、以後
緩 や か に 消 失 し た。ま た、こ の と き のAUC0→ ∞は
1688.5pg・h/mLであった1)。
17.臨床成績
融
17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 国内臨床試験
デプロドンプロピオン酸エステルテープ剤に
おける一般臨床試験として386例、比較臨床試
験として312例の総計698例について臨床試験
を実施し、デプロドンプロピオン酸エステル
テープ剤の有効性が認められている2, 3)。
疾
患
名
90.7(166/183例)
虫さされ
90.2(37/41例)
痒疹群
79.6(113/142例)
乾癬
94.0(126/134例)
掌蹠膿疱症
92.9(39/42例)
肥厚性瘢痕・ケロイド
51.9(28/54例)
扁平紅色苔癬
88.9(32/36例)
慢性円板状エリテマトーデス
81.4(35/43例)
環状肉芽腫
91.3(21/23例)
状:本品は白色〜帯黄白色の結晶性の粉末で、においは
ないか、又はわずかに特異なにおいがある。本品は
クロロホルムに極めて溶けやすく、1,4-ジオキサン
に溶けやすく、メタノール又はエタノール
(95)にや
や溶けやすく、ジエチルエーテルに溶けにくく、水
にほとんど溶けない。
点:225〜230℃
22.包装
(7.5cm×10cm)×50
23.主要文献
1)久光製薬社内資料. Deprodone propionateテープ
(DPTN)の血中濃度.
2)石橋康正 ほか:臨床医薬. 1989; 5(9):1947-66.
3)石橋康正 ほか:臨床医薬. 1989; 5(10):2177-85.
4)牧野荘平:治療. 1985; 67(10):1935-40.
5)鹿取信:Therapeutic Research. 1986; (
5 6):955-61.
6)久光製薬社内資料. 薬理作用に関する資料.
7)久 光 製 薬 社 内 資 料. 健 常 人 を 対 象 と し たDeprodone
propionateプラスターの皮膚血管収縮試験.
有効率(%)
(かなり軽快以上/評価例数)
湿疹・皮膚炎群
計
性
24.文献請求先及び問い合わせ先
久光製薬株式会社 お客様相談室
〒135-6008 東京都江東区豊洲三丁目3番3号
TEL. 0120-381332
FAX.(03)5293-1723
受付時間/9:00 17:50(土日・祝日・会社休日を除く)
26.製造販売業者等
85.5(597/698例)
18.薬効薬理
18.1 作用機序
副腎皮質ホルモンは標的細胞と接触すると、細胞膜を
通過して細胞質の中に入り込む。細胞質の中には副腎
皮質ホルモンに特異的な受容体蛋白が存在し、この蛋
白と結合してホルモン・受容体複合体が形成される。こ
の複合体がさらに活性化されて核膜を通過して核の中
に入り、DNAと結合し、次いでRNAポリメラーゼがこ
のDNAに結合すると遺伝子情報がmRNAに転写され、
特異的なmRNAが形成される。さらに特異的なmRNA
は核の外に出て細胞質で特有な蛋白が合成され、この
蛋白が抗炎症作用を発現する4, 5)。
18.2 抗炎症作用
ラットのカラゲニン誘発浮腫及びアジュバント関節炎
に対して、抗炎症反応を示した6)。
18.3 血管収縮作用
本剤及び対照薬としてエクラーテープ(デプロドンプ
ロピオン酸エステルテープ剤)を直径約1.5cmの円形に
切り、健常成人男子20人の背部に貼付し、血管収縮反応
による皮膚蒼白化の程度を測定した。薬剤は4時間後に
除去した。その結果、本剤とエクラーテープとの間に統
計学的差はなく、
生物学的に同等であると判断された7)。
26.1 製造販売元
久光製薬株式会社
〒841-0017 鳥栖市田代大官町408番地
19.有効成分に関する理化学的知見
一般的名称:デプロドンプロピオン酸エステル
(Deprodone Propionate)
化学名:
(+)-11β,17-dihydroxy-1,4-pregnadiene-3,20-dione
17-propionate
分子式:C24H32O5
製造販売元
−2−
42 / 71
1322H