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資料4-1~2 デプロドンプロピオン酸エステル(テープ) (13 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198111_00024.html |
出典情報 | 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第26回 12/7)《厚生労働省》 |
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<日本臨床皮膚科医会 見解>
(別添様式)
スイッチOTC医薬品の候補成分に関する見解
1.候補成分に関連する事項
成分名
デプロドンプロピオン酸エステル テープ
候補成分 (一般名)
の情報
しっしん、皮ふ炎、あせも、かぶれ、かゆみ、しも
効能・効果
やけ、虫さされ、じんましん
2.スイッチ OTC 化の妥当性に関連する事項
1.OTC とすることの妥当性について
【薬剤特性の観点から】
OTC 化が妥当とは言い難い。
【対象疾患の観点から】
あせも、かぶれ、かゆみ、しもやけ、虫さされ、じんましんは効
能・効果から削除すべきです。
【適正販売、スイッチ化した際の社会への影響の観点から】
OTC 化が妥当とは言い難い。
〔上記と判断した根拠〕
ステロイドテープ剤は ODT(Occlusive Dressing Technique)療
スイ ッ チ
法を行うための製剤であり、軟膏やクリームなどの吸収が悪い部位
OTC 化 の
(掌蹠等)や、鱗屑(カサカサ)が顕著な局面、苔癬化(慢性湿疹・
妥当性
皮膚炎)した病変などに使用する。そのため皮膚科専門医の的確な
診断・指導の下適切に使用しなければならず、あせも、かぶれ、か
ゆみ、しもやけ、虫さされ、じんましんには適さない。
ステロイドテープ剤とは、皮膚が本来持っているバリア機能を低
下させることにより、薬剤の浸透・吸収が高まり強い治療効果を発
揮する。デプロドンプロピオン酸エステルが strong クラスであるこ
とを考えると、密封療法であるテープ剤の力価は、1~2 クラスアッ
プ、つまり berry strong、strongest に相当するものと考えられ、高い
治療効果がある一方で、皮膚のバリア機能を低下させるため、適切
な病変・部位に使用しなければ皮膚症状の悪化や感染症のリスクが
高くなってしまう可能性があるので十分な注意が必要である。
2.OTC とする際の留意事項、課題点について
定期的に皮膚科を受診している患者に関して、急場しのぎとして
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(別添様式)
スイッチOTC医薬品の候補成分に関する見解
1.候補成分に関連する事項
成分名
デプロドンプロピオン酸エステル テープ
候補成分 (一般名)
の情報
しっしん、皮ふ炎、あせも、かぶれ、かゆみ、しも
効能・効果
やけ、虫さされ、じんましん
2.スイッチ OTC 化の妥当性に関連する事項
1.OTC とすることの妥当性について
【薬剤特性の観点から】
OTC 化が妥当とは言い難い。
【対象疾患の観点から】
あせも、かぶれ、かゆみ、しもやけ、虫さされ、じんましんは効
能・効果から削除すべきです。
【適正販売、スイッチ化した際の社会への影響の観点から】
OTC 化が妥当とは言い難い。
〔上記と判断した根拠〕
ステロイドテープ剤は ODT(Occlusive Dressing Technique)療
スイ ッ チ
法を行うための製剤であり、軟膏やクリームなどの吸収が悪い部位
OTC 化 の
(掌蹠等)や、鱗屑(カサカサ)が顕著な局面、苔癬化(慢性湿疹・
妥当性
皮膚炎)した病変などに使用する。そのため皮膚科専門医の的確な
診断・指導の下適切に使用しなければならず、あせも、かぶれ、か
ゆみ、しもやけ、虫さされ、じんましんには適さない。
ステロイドテープ剤とは、皮膚が本来持っているバリア機能を低
下させることにより、薬剤の浸透・吸収が高まり強い治療効果を発
揮する。デプロドンプロピオン酸エステルが strong クラスであるこ
とを考えると、密封療法であるテープ剤の力価は、1~2 クラスアッ
プ、つまり berry strong、strongest に相当するものと考えられ、高い
治療効果がある一方で、皮膚のバリア機能を低下させるため、適切
な病変・部位に使用しなければ皮膚症状の悪化や感染症のリスクが
高くなってしまう可能性があるので十分な注意が必要である。
2.OTC とする際の留意事項、課題点について
定期的に皮膚科を受診している患者に関して、急場しのぎとして
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