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参考資料1_薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ とりまとめ (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36868.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第1回 12/25)《厚生労働省》
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調剤時の薬歴の記載は1日の業務のうち、一定の割合を占めており 28、電
子薬歴による入力アシスト機能による定型文の使用等が進められている。
このような定型文の活用は、効率化に資するとともに、電子薬歴内の情報
の整理・抽出の面でも有用である。その一方で、定型文は医療保険におけ
る個別指導で指摘を受ける場合があるとの声がある。このため、厚生労働
省は、電子薬歴における頻用文書の定型化のあり方の整理を進める必要が
ある。

(7)薬局内・薬局間情報連携のための標準的データ交換形式
〇 将来の薬局DXに対応できるよう、医療連携等で利用されている標準的
データ交換形式に準ずる規格の作成等について、標準化団体、学会、JA
HIS(一般社団法人保健医療福祉情報システム工業会)等を中心に、N
SIPS(調剤システム処方IF共有仕様)を提供する日本薬剤師会が協
力しながら、必要な検討を行うべきである。
(8)その他
○ 昨今は医療機関や薬局のシステムもサイバー攻撃される可能性がある。
サイバーセキュリティの確保は個別の医療機関や薬局での対応が難しく、
国が支援すべきとの意見があった。
4.地域における薬剤師の役割
○ 地域包括ケアシステムの更なる進展が求められる中、薬局薬剤師は、①地域
の他の薬局や医療機関等と連携しながら、薬学的専門性を活かした対人業務を
充実させるとともに、②健康相談、要指導・一般用医薬品等の適正な販売をは
じめとしたセルフケア、セルフメディケーションの支援等の健康サポート業務
に積極的に取り組む必要がある。


かかりつけ薬剤師・薬局の持つべき機能の1つとして、服薬情報の一元的・
継続的把握があるが、ICTの進展により、かかりつけ薬剤師・薬局以外にお
いても、薬剤情報の閲覧が容易になる。このような状況においても、かかりつ
け薬剤師・薬局に求められる機能や役割は重要である。
○ 個々の薬局には、こうしたかかりつけ機能(服薬情報の一元的・継続的把握、
24 時間対応・在宅対応 29、医療機関との連携)を有していることが最低限必要
であるが、地域に求められる薬剤師サービスはより多岐にわたり、全ての機能
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例えば、1日の処方箋調剤に関する業務の累計時間約 9 時間 45 分のうち、「薬歴への記
載」の時間は約 1 時間 25 分との報告がある(令和2年度薬剤師の需給動向把握事業(厚生
労働省医薬・生活衛生局総務課委託事業))。
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薬局ビジョンでは 24 時間対応や在宅対応について、「かかりつけ薬局単独での実施が困
難な場合には、地区の薬剤師会が主導的な役割を発揮するなどして、近隣の薬局との連携
体制の構築や、地区又は広域の薬剤師会のバックアップにより輪番で対応することが考え
られる。」とされている。

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