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(資料1)令和4年度「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000196989_00025.html
出典情報 令和4年度「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果(12/22)《厚生労働省》
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2.養介護施設従事者等による高齢者虐待
(1)相談・通報者
相談・通報者 3,166 人のうち、
「当該施設職員」が 873 人(27.6%)で最も多く、次いで
「当該施設管理者等」が 504 人(15.9%)であった。(複数回答)【2P】
※ 1 件の事例に対し複数の者から相談・通報が寄せられるケースがあるため、相談・通報者数は相談・通報
件数 2,795 件と一致しない。

(2)事実確認の状況
相談・通報の受理から事実確認開始までの期間の中央値は 5 日であり、相談・通報の受
理から虐待判断までの期間の中央値は 38.5 日であった。【3P】
(3)虐待の発生要因
「教育・知識・介護技術等に関する問題」が 480 件(56.1%)で最も多く、次いで「職
員のストレスや感情コントロールの問題」が 197 件(23.0%)、「虐待を助長する組織風
土や職員間の関係の悪さ、管理体制等」が 193 件(22.5%)、「倫理観や理念の欠如」が
153 件(17.9%)、「人員不足や人員配置の問題及び関連する多忙さ」が 99 件(11.6%)
であった。(複数回答)【4P】
(4)過去の指導等
虐待の事実が認められた 856 件の施設・事業所のうち、232 件(27.1%)が過去何らかの
指導等(虐待以外の事案に関する指導等を含む)を受けており、過去にも虐待事例が発生
していたケースが 182 件(21.3%)あった。【4P】
(5)虐待の事実が認められた施設・事業所の種別
「特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)」が 274 件(32.0%)で最も多く、次いで「有
料老人ホーム」が 221 件(25.8%)

「認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
」が 102
件(11.9%)

「介護老人保健施設」が 90 件(10.5%)であった。
【6P】
(6)虐待の内容
◯ 養介護施設従事者等による被虐待高齢者として特定された 1,406 人のうち、虐待の
種別では「身体的虐待」が 810 人(57.6%)で最も多く、次いで「心理的虐待」464 人
(33.0%)

「介護等放棄」326 人(23.2%)であった。(複数回答)図 3【6~7P】
図3

(%)

虐待の種別の割合

80
60

57.6
33.0

40
23.2

20
3.5

3.9

性的虐待

経済的虐待

0
身体的虐待

介護等放棄

心理的虐待

※被虐待高齢者が特定できなかった60件を除く796件における被虐待者の総数1,406人に対する集計(複数回答)。

3