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(資料1)令和4年度「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000196989_00025.html
出典情報 令和4年度「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果(12/22)《厚生労働省》
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◯ 被虐待高齢者 1,406 人のうち、
「身体拘束あり」は 317 人(22.5%)であった。
【7P】
◯ 虐待の程度(深刻度)の割合では、前回調査より 4 段階評価に改めたが、最も軽い
「1(軽度)」が 383 人(48.7%)である一方、最も重い「4(最重度)」は 12 人(1.5%)
であった。図 4【7~8P】
※「複数名で判断した場合のみ回答」としたため、深刻度に回答があったのは被虐待高齢者 786 人分に
ついてであり、特定された被虐待高齢者総数 1,406 人と一致しない。

◯ 高齢者の死亡事例は 8 件(8 人)であった。
【5P】
図4

虐待の程度(深刻度)の割合
1.5

48.7

0%

10%

42.2

20%

30%

1(軽度)
2(中度)
3(重度)
4(最重度)

40%

50%

60%

70%

7.5

80%

90%

100%

※被虐待高齢者が特定できなかった60件を除く796件における被虐待者の総数
1,406人のうち、虐待の程度(深刻度)に回答があった786人に対する集計。

(7)被虐待高齢者の状況
◯ 被虐待高齢 1,406 人のうち、
「女性」が 1,008 人(71.7%)を占め、年齢は 85~89 歳
が 335 人(23.8%)
、90~94 歳が 330 人(23.5%)であった。また、要介護度 3 以上
の者が 1,075 人(76.5%)、認知症高齢者の日常生活自立度Ⅱ以上の者が 1,131 人
(80.4%)
、要介護認定者のうち障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)A 以上の
者が 810 人(57.6%)であった。【8~9P】
(認知症との関係)


入所系施設における被虐待高齢者の「認知症の程度」と「虐待種別」の関係をみる

と、被虐待高齢者の認知症日常生活自立度「Ⅳ/M」の場合、身体的虐待を受けている
割合が高く、心理的虐待を受けている割合が低い傾向がみられた。図 5【27P】
図5

(%)

入所系施設における被虐待高齢者の認知症の程度と虐待種別の関係

100

なし/自立/Ⅰ(n=49)
74.4

80
51.4

60
40

Ⅱ (n=212)

59.5

57.1
39.6

36.7

20.4
20

Ⅲ (n=407)

26.9 25.1

Ⅳ/M (n=195)

35.4
26.2

19.5

8.2

1.4 4.2 3.1

4.1 1.4 1.5 1.0

0
身体的虐待

介護等放棄

心理的虐待

性的虐待

経済的虐待

※「入所系施設」は介護保険施設、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)、小規模多機能型居宅介護、有料老人ホーム、
軽費老人ホーム、養護老人ホーム、老人短期入所施設をさす。虐待種別は複数回答形式で集計。認知症の有無・程度が不明の
ケースを除く。

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