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○個別事項(その21)について 総ー2 (46 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00236.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第576回 12/27)《厚生労働省》 |
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臓器移植についての課題と論点②
(臓器提供の体制や実績に係る評価について)
• 臓器提供の多岐にわたる業務が実施される過程において、複数の診療科及び院外の医師、多くの看護師、検査技師、事
務員等が関わっている。
• DPC/PDPSにおける地域医療指数(体制評価指数)においては、5疾病5事業等における役割のほか、治験等の実施が
評価されており、社会や地域の実情に応じて求められている機能の評価という観点から、脳死下臓器提供の実施等につ
いて新たに評価を行うことが検討されている。
• 令和5年4月1日時点のDPC対象病院のうち、令和2年10月から令和5年9月までの3カ年において法的脳死判定を経た
臓器提供実績のある施設は、DPC標準病院群で44施設(2.9%)、大学病院本院群で38施設(46.3%)、DPC特定病院群で
45施設(24.9%)であった。
(抗HLA抗体検査について)
• 平成30年度診療報酬改定において、臓器移植後の抗HLA抗体検査が保険適用となった。
• 令和2年度診療報酬改定においては、臓器移植実施前の抗HLA抗体検査について保険適用の拡大がなされたところ。
• 臓器移植待機期間が長期化すると、抗HLA抗体を獲得するリスクが上がり、拒絶反応発症リスクが高くなる。
• 臓器移植待機中の抗HLA抗体高値症例等に対して、脱感作療法を行うことで、臓器移植を行うことができ、生着率の向上
につながるとされている。
• 日本移植学会による「臓器移植抗体陽性診療ガイドライン」(2023年版)においては、移植前抗体陽性は移植成績に影響
するとされている。また、脱感作療法は有効性が示唆されている。
【論点】
○ 脳死下臓器提供件数が不足している現状を踏まえて、我が国における臓器提供を一層推進する観点から、脳死判定及
び臓器提供を実施することについて評価することや、臓器提供の実績に対して評価することについて、どのように考えるか。
○ 臓器移植に係る抗HLA抗体検査の対象者を、臓器移植待機患者のスクリーニングに広げることについて、どのように考
えるか。
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(臓器提供の体制や実績に係る評価について)
• 臓器提供の多岐にわたる業務が実施される過程において、複数の診療科及び院外の医師、多くの看護師、検査技師、事
務員等が関わっている。
• DPC/PDPSにおける地域医療指数(体制評価指数)においては、5疾病5事業等における役割のほか、治験等の実施が
評価されており、社会や地域の実情に応じて求められている機能の評価という観点から、脳死下臓器提供の実施等につ
いて新たに評価を行うことが検討されている。
• 令和5年4月1日時点のDPC対象病院のうち、令和2年10月から令和5年9月までの3カ年において法的脳死判定を経た
臓器提供実績のある施設は、DPC標準病院群で44施設(2.9%)、大学病院本院群で38施設(46.3%)、DPC特定病院群で
45施設(24.9%)であった。
(抗HLA抗体検査について)
• 平成30年度診療報酬改定において、臓器移植後の抗HLA抗体検査が保険適用となった。
• 令和2年度診療報酬改定においては、臓器移植実施前の抗HLA抗体検査について保険適用の拡大がなされたところ。
• 臓器移植待機期間が長期化すると、抗HLA抗体を獲得するリスクが上がり、拒絶反応発症リスクが高くなる。
• 臓器移植待機中の抗HLA抗体高値症例等に対して、脱感作療法を行うことで、臓器移植を行うことができ、生着率の向上
につながるとされている。
• 日本移植学会による「臓器移植抗体陽性診療ガイドライン」(2023年版)においては、移植前抗体陽性は移植成績に影響
するとされている。また、脱感作療法は有効性が示唆されている。
【論点】
○ 脳死下臓器提供件数が不足している現状を踏まえて、我が国における臓器提供を一層推進する観点から、脳死判定及
び臓器提供を実施することについて評価することや、臓器提供の実績に対して評価することについて、どのように考えるか。
○ 臓器移植に係る抗HLA抗体検査の対象者を、臓器移植待機患者のスクリーニングに広げることについて、どのように考
えるか。
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