いての研究」の概要を紹介。
血液製剤の適正使用の推進及び輸血療法の適正化については、昭和 61 年に「血液製剤の使用
適正化の推進について」を示し、平成元年に「輸血療法の適正化に関するガイドラインの制定
について」を示して、適宜それらの改正を行い、現在は、局長通知により「血液製剤の使用指
針」いわゆる使用指針と、
「輸血療法の実施に関する指針」いわゆる実施指針を示している。
歴史的な経緯により、使用指針と実施指針がこれまで別々に改定されてきているため、内容
について急速に進歩している科学的知見等と、これらの指針の内容が乖離しているという指摘
もある。令和元年度第１回適正使用調査会・安全技術調査会合同会議においても、血液法の理
念を踏まえた上で、使用指針及び実施指針の在り方を含めて検討を進めることとしていた。最
新の知見を踏まえて、医療機関等が参照しやすい形になるよう、本研究において日本輸血・細
胞治療学会をはじめとする関係学会と連携し、両指針と各種ガイドライン等の位置付けを検討
し、各種ガイドライン等を見直し、へき地等についても調査の上で、ガイドライン等も見直し
を検討していただいている。両指針の内容を統一した、新たな指針に代わるガイドラインとし
て、
「輸血療法実践ガイド」
（仮称）を作成する予定である。

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