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資料1 医学部臨時定員の配分方針と今後の偏在対策について (35 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_39903.html
出典情報 医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会(第4回 4/26)《厚生労働省》
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大分大学資料

地域枠医師と総合診療教育

大分大学医学部では、医学部附属地域医療学センターを中心に3年次生を対象とした「診療所実習」、5年次生対象の「滞在型地域医療実習」を導入
しているが、すべての派遣先で総合診療の魅力を伝えているとは言い難かった。
そのため、全体に対しアプローチするだけでは不十分であり、地域枠で入学した医学生に対して、低学年からより強力なインテンシブな地域医
療・総合診療の曝露、総合診療での研修を課すことで、総合診療を専攻する医師の増加と地域枠医師の総合診療能力向上が期待できる。

地域枠で入学した学生のうち希望者を総合診療インテンシブ教育コースに招き入れ、医学部6年間を通して総合診療の魅力を伝え続ける。
なお、一般入学の学生の中で総合診療インテンシブコースに入ることを希望する学生の受け入れも行うが、上限を設定する。
総合診療インテンシブコースへの学生のエント
リー
総合診療医センター、総合診療研修施設の配置整備

インテンシブコース加入者
うち地域枠
人数
1年生
2年生
3年生
4年生
5年生
6年生
1年目研修医
2年目研修医
合計

地域枠
4
5
15
5
8
7
7
2
53

4
4
13
2
1
2
2
0
28

53名
28名

一般枠
0
1
2
3
7
5
5
2
25

総合診療医センター

人材育成

総合診療の魅力を
伝えることを使命

5年生の総合内科・総合診療科の学外
実習で学生指導

地域枠3年目医師の総合診療研修を義務化し、地域病院で総合的な診療を行うようにしたことで今後、
総合診療を志す医師が増えてくることも期待
低学年から総合診療・地域医療に暴露する機会を増やし、金銭的メリット、学術的メリットを与えることで総合診療への興味を継続することができると考えられる。

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