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資料1 医学部臨時定員の配分方針と今後の偏在対策について (38 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_39903.html
出典情報 医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会(第4回 4/26)《厚生労働省》
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医師偏在への更なる具体的対策の検討(1)
○これまでの偏在対策を踏まえてなお残る課題への、更なる具体的対策についてどう考えるか。本日は、「地域枠」
「中堅以降の医師」のテーマについてご議論いただきたい。

地域枠について
〇恒久定員内地域枠については、臨時定員地域枠に依存せずに偏在是正を進めることができる方策として重要
であり、都道府県・大学によっては活用が進んでいる。
ー臨時定員地域枠に加えて設置している大学や、臨時定員地域枠から恒久定員内地域枠の設置に切り替えを行っている大学
がある。
ー大学の定員数が増加しないことから、教育研修環境の整備に必要な追加の人的・財政的資源は大きくないが、入学生の学力
を懸念する指摘があるなど、大学が恒久定員内地域枠の設置に積極的でない場合もある。
ー都道府県・大学によって設置にばらつきがあり、医師少数県であっても設置されていない県もある。

〇従事要件において診療科の範囲を特定した地域枠(以下「診療科選定地域枠」)については、地域の実情
に応じて必要な診療科の医師を確保することが可能であり、臨時定員地域枠のうち約42%(410/978枠)
であり、55.3%の都道府県(26/47県)が診療科選定地域枠を設置している。(共に令和6年度.文科省調べ)
ー各都道府県において、例えば、外科、小児科、産婦人科、救急科、総合診療等、一定の範囲の診療科の中から希望する診
療科に従事するといった方法がとられており、医師の希望を一定程度満たしながら診療科偏在を解消する機能を有すると考え
られる。
ーこのほか、地域枠医師として地域での診療を行いつつ、一定期間、各地域の要望に添った幅広い領域の研修を臨床研修以
降に実施している大学もあるが、専門医を取得する年次が遅くなる場合があるなど、考慮すべき課題もあると考えられる。

検討
〇 恒久定員内地域枠の設置を更に促進することについてどう考えるか。その場合、どのような要因を考慮すれば、
設置が促進されると考えられるか。
〇 診療科選定地域枠の設置を促進することについてどう考えるか。このほか、地域枠医師の3年目以降に一定
期間、各地域で必要とされる幅広い診療に従事することについて、どう考えるか。

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