団塊の世代の影響１：家と個人の在り方が変わる
1990 年以前、結婚式は「家」の問題としてとらえられることが多く、結婚は「家」と「家」
を結び付ける仲人をおいて盛大に行われた。1990 年頃より、結婚式は「個人」の問題と認
識されるようになり、ホテルではなくレストランで行うような小規模な結婚式が急増した。
葬式も 2018 年頃までは、
「家」のメンツをかけて、盛大に行われることが一般的でであ
ったが、2018 年頃から家族葬が普及し始め、コロナにより家族葬が、急速に一般化した。
葬式も、
「家」の儀式から「個人」の儀式へ、急速に変わった。

き

以下の図の横軸は年代、縦軸は年齢であり、団塊の世代と親と子供の年齢推移を示す。仲
人付きから仲人なしという結婚式の変化は団塊の世代の子供の結婚適齢期に起こり、葬式
の変化は団塊の世代の母親の死亡時期に起こった。団塊の世代は、結婚式と葬式という儀式
を、
「家」から「個人」の儀式に変えるという革命ともいえる改革を行った世代である。

代
亡

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