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資料8 提出資料7(高橋構成員) (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40336.html
出典情報 新たな地域医療構想等に関する検討会(第3回 5/22)《厚生労働省》
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団塊の世代は、自らの死亡時に食べなくなった時点で、あきらめるケースが増えると予測
現在の欧米の終末期の大半は、以下の図の分岐点 1 で家族が「無理をせず本人が望むだ
け食べさせてください」という判断を行い、枯れるように亡くなっていく。図の右から左の
方向を向う矢印のように亡くなり方が変わるということは、寝たきり介護を必要とする状
況になる前に亡くなることを意味する。欧米では、かなり早い段階での嚥下訓練を行うこと
は多いが、自分から食べようとしない状況での無理な食事介助は「虐待」と考えることが一
般的となっている。
先に紹介したケアマネからの意見でも、特に大都市部において独居の高齢者が、自分の食
べられるぶんだけ食べ、一見元気そうだが食が細くなり、ある時点から急速に弱り、突然亡
くなるように見える形で人生の最期を迎える人が増えているように見える。施設に入所し
ていれば医療スタッフの回診があり、長く生きることができる。どちらを選ぶかは、これま
で日本では家族が決め、食事介助が行われるケースが大半であったが、今後団塊の世代以降
の高齢者は、自分で分岐点1の下方向を望む人が増え、家族も本人の希望に同意する人が増
えていくように思われる。





いの




くだ













くだ

いの





だと思い
の 、
この


予測が当たると


寝たきりの高齢者が減少→医療療養病棟や介護医療院の必要病床に多大な影響



高齢者施設は、寝たきり高齢者を介護する施設から、認知症の自立支援施設に



団塊の世代向けの新たなシニアサービスが必要

ということになる。
新たな地域医療構想に、大きな影響を及ぼす変化である。
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