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【資料1】次期エイズ予防指針の改正に向けた検討について (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40400.html
出典情報 厚生科学審議会 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第7回 6/18)《厚生労働省》
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①HIV流行終結に向けた目標設定
【改正の方向性】
・国連合同エイズ計画(UNAIDS)の国際的な目標を踏まえ、我が国においても2030年までのHIV流行終息に向けた目標を記載する。
・理念目標として、「偏見・差別、新規感染者、エイズ関連死をなくす」ことを記載する。
・数値目標として、「ケアカスケード(第一に感染者等が検査によりその感染を自覚し、第二に定期的に治療を受け、第三に他者に感染
させない状態にまでウイルス量を低下させるという一連のプロセス)の95-95-95目標」を記載する。
【打合せ会での主な意見】
・現在のエイズ予防指針では記載されていない内容であり、前向きな姿勢で良い。
・基本的に賛成であり、むしろ積極的にこのように記載していくべき。

②U = U
【改正の方向性】
・「U=U」(「Undetectable:検出限界値未満」=「Untransmittable:HIV感染しない」)の文言を記載する。
・表現は、「HIVは、治療によりウイルス量を一定基準値未満に抑え続けられていれば、他者に感染することはない」とする。
【打合せ会での主な意見】
・「HIVはきちんと治療を受けてウイルスが抑え込まれていれば、人に感染させることはない」ということについて、医師だけでなく、一
般国民にも普及する必要があり、U=Uという表現を覚えていただくことで、意味を十分に理解してもらうという狙いがある。
・表現は、患者目線になって考えるべきであり、「ウイルス量が一定基準未満に~」という記載が望ましい。

③偏見や差別の撤廃
【改正の方向性】
・医療や福祉の現場において HIV感染者であるという理由のみで診療やサービス提供の拒否、消極的になってはならないことに言及する。
【打合せ会での主な意見】
・医療従事者等がHIVを特別視して診ないということが現場で起きており、HIVに対する偏見や差別は、こうした人々から率先して減らし
ていかなければ、社会の中でも減少しない。

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