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【参考資料4】後天性免疫不全症候群に関する特定感染症予防指針 (8 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40400.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第7回 6/18)《厚生労働省》 |
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医療従事者が、感染者等に良質かつ適切な医療を提供するためには、HIVに関する
教育及び研修を受け、多様な人間の性について理解し、対応できる人材を育成すること
が重要である。特に人材の育成については、ACCがその中心的役割を担うことが必要
である。国及び都道府県等は、引き続き、医療従事者に対する研修を実施するとともに、
中核拠点病院及びエイズ治療拠点病院のHIV治療の質の向上を図るため、ACC、地
方ブロック拠点病院等による出張研修等により、効果的な研修となるよう支援すること
が重要である。また、地方ブロック拠点病院だけではなく、中核拠点病院においてもコ
ーディネーションを担う看護師等を配置できるよう、看護師等への研修を強化すること
も重要である。
第四
研究開発の推進
一
基本的考え方
国及び都道府県等は、感染者等への良質かつ適切な医療の提供等を充実していくため、
感染の拡大の抑制やより良質かつ適切な医療の提供につながるような研究を行っていく
べきである。特に、各種指針等の作成等のための研究は、国において優先的に考慮され
るべきであり、研究の方向性を検討する際には、発生動向を踏まえ、各研究班からの研
究成果を定期的に確認することが重要である。
また、国は、長期的展望に立ち、継続性のある研究を推進するとともに、若手研究者
の育成及び研究者の安定した研究継続のための環境整備を支援していく必要がある。
二
医薬品等の研究開発
国は、ワクチン、HIV根治療法、抗HIV薬並びにゲノム医療を活用した治療法、
診断法及び検査法の開発に向けた研究を強化するとともに、研究目標については戦略的
に設定することが重要である。この場合、研究環境を充実させることが前提であり、そ
のためにも、関係各方面の若手の研究者の参入を促すことが重要である。
また、HIV感染症・エイズの予防及びまん延の防止の方法として、HIVの感染の
ばく
危険性が高い人々に対する抗HIV薬の曝露前予防投与が有用であることが、近年海外
ばく
において報告されている。したがって、我が国においてもこれらの人々に対する曝露前
予防投与を行うことが適当かどうかに関して研究を進める必要がある。
三
研究結果の評価及び公開
国は、研究の充実を図るため、各種指針等を含む調査研究の結果については、学識者
により客観的かつ的確に評価するとともに、研究結果については公開し、幅広く感染者
等からの意見を聞き、参考とすべきである。
第五
国際的な連携
一
基本的考え方
国は、政府間、研究者間及びNGO等間の情報交換の機会を拡大し、感染の予防、治
療法の開発、感染者等の置かれた社会的状況等に関する国際的な情報交流を推進し、日
本のHIV対策に活かしていくことが重要である。
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教育及び研修を受け、多様な人間の性について理解し、対応できる人材を育成すること
が重要である。特に人材の育成については、ACCがその中心的役割を担うことが必要
である。国及び都道府県等は、引き続き、医療従事者に対する研修を実施するとともに、
中核拠点病院及びエイズ治療拠点病院のHIV治療の質の向上を図るため、ACC、地
方ブロック拠点病院等による出張研修等により、効果的な研修となるよう支援すること
が重要である。また、地方ブロック拠点病院だけではなく、中核拠点病院においてもコ
ーディネーションを担う看護師等を配置できるよう、看護師等への研修を強化すること
も重要である。
第四
研究開発の推進
一
基本的考え方
国及び都道府県等は、感染者等への良質かつ適切な医療の提供等を充実していくため、
感染の拡大の抑制やより良質かつ適切な医療の提供につながるような研究を行っていく
べきである。特に、各種指針等の作成等のための研究は、国において優先的に考慮され
るべきであり、研究の方向性を検討する際には、発生動向を踏まえ、各研究班からの研
究成果を定期的に確認することが重要である。
また、国は、長期的展望に立ち、継続性のある研究を推進するとともに、若手研究者
の育成及び研究者の安定した研究継続のための環境整備を支援していく必要がある。
二
医薬品等の研究開発
国は、ワクチン、HIV根治療法、抗HIV薬並びにゲノム医療を活用した治療法、
診断法及び検査法の開発に向けた研究を強化するとともに、研究目標については戦略的
に設定することが重要である。この場合、研究環境を充実させることが前提であり、そ
のためにも、関係各方面の若手の研究者の参入を促すことが重要である。
また、HIV感染症・エイズの予防及びまん延の防止の方法として、HIVの感染の
ばく
危険性が高い人々に対する抗HIV薬の曝露前予防投与が有用であることが、近年海外
ばく
において報告されている。したがって、我が国においてもこれらの人々に対する曝露前
予防投与を行うことが適当かどうかに関して研究を進める必要がある。
三
研究結果の評価及び公開
国は、研究の充実を図るため、各種指針等を含む調査研究の結果については、学識者
により客観的かつ的確に評価するとともに、研究結果については公開し、幅広く感染者
等からの意見を聞き、参考とすべきである。
第五
国際的な連携
一
基本的考え方
国は、政府間、研究者間及びNGO等間の情報交換の機会を拡大し、感染の予防、治
療法の開発、感染者等の置かれた社会的状況等に関する国際的な情報交流を推進し、日
本のHIV対策に活かしていくことが重要である。
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