よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料2 今後の医師偏在対策について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41095.html
出典情報 医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会(第5回 7/3)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

第4回検討会における関連するご意見(抜粋)②
医師偏在対策について
【医師の適正配置】
○ 病院と診療所に勤務する医師の適性なバランスや病診偏在の解消が必要で、新たに診療所に参入していく場合に条
件を設ける必要があるのではないか。
○ 地域の患者数に応じて、ファーストタッチする診療所を配置して、本当に高度な医療を行う病院を限定して医師を
集約するような規制的な配置をしていくべきではないか。
○ 二次医療圏ではなく、診療科別医療圏をつくって診療科ごとに適正な配置をすることは、特に県に医育大学が一つ
しかないところでは可能ではないか。
【勤務環境改善等】
○ 外科系の医師が減少している要因として、侵襲の高い診療行為のため、リスクが高く、責任が重い、拘束時間も長
い等、非常に厳しい労働環境がある。たとえ、覚悟して入っても、途中で辞めてしまうことも少なくないため、個人
に業務や責任が集中しないよう分散する仕組みをつくるなどの対応を検討していく必要があるのではないか。
○ 人が集まらなかったり、定着しない診療科の原因を一つ一つ列挙して、それぞれについて対策を講じることが重要。
○ 新人医師を多く獲得できているところの取組を調査して、共有、横展開していくことが有効ではないか。
【医師以外への対策(医療施設集約化等)】
○ 地域偏在の問題は医師だけの問題ではないということを踏まえた上で、医療資源の集約化と一定以上の医療の質の
担保など、人口減少社会に適応したシステムを考えていく必要があるのではないか。
○ 医療施設の集約化は、医療の質の向上、教育機会の維持、有効な働き方改革につながるため、新型コロナ感染症の
流行により停滞していた医療施設の集約化を進めるべきではないか。
【都道府県への支援】
○ 修学資金を貸与する地域枠を多く設置するほど、特に医師少数県ほど、県の財政負担や人的コストが多く生じてお
り、国から都道府県への財政支援をお願いしたい。
3