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資料2-32       ワクチン接種後のGBS報告一覧[807KB] (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00106.html
出典情報 厚生科学審議会・薬事審議会(合同開催) 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第102回 7/29)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第4回 7/29)(合同開催)《厚生労働省》
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別紙2
医療機関からの副反応疑い報告状況について
ワクチン接種後のギラン・バレー症候群(GBS)が疑われる症例(症例経過)
症例 No.
1

症例経過
2022/12/01 接種前体温:不明、予診票での留意点:なし
A病院にて、1 回目インフルエンザHAワクチン「KMB」(ロット番号 516A)接種。
2022/12* 中旬よりの両下肢の筋肉痛様の痛みが出現。
2022/12/25 痛みが軽快したが、両下肢の脱力が出現し、歩くと膝崩れを起こすようになった。
2023/01/04 歩行困難にて当院を初診。
2023/01/05 末梢神経伝導検査や脳脊髄液検査での蛋白細胞乖離からギラン・バレ症候群と診断。
2023/01/06 入院し免疫グロブリン大量療法を行って軽快した。
2023/01/11 退院。
2023/03/25 軽度の起立歩行障害あり。
2023/04 だいぶ良くなってきたが、まだ完全に回復はしていない。

ギラン・バレ症候群は未回復。

【GBS調査票】
≪臨床症状≫
・2022 年 12 月 25 日:両側性かつ弛緩性の上肢や下肢の筋力低下が発現。
・筋力低下を来した上肢や下肢における深部腱反射の低下または消失。
・報告時点までの、症状の極期における Hughes の機能尺度分類:「3:歩行器、または支持があれば 5m の歩
行が可能」
≪疾患の経過≫
・単相の疾患パターンを有し、筋力低下の発現から最悪の状態までの間隔が 12 時間から 28 日間であって、そ
の後に臨床的安定期を迎えた。
≪電気生理学的検査≫
検査日:2023 年 1 月 5 日
・GBSと一致する(遠位潜時の延長、M 波振幅の低下、F 波出現頻度の低下、F 波潜時の延長)
≪髄液検査≫
検査日:2023 年 1 月 5 日
・髄液検査:細胞数:2/μL、糖:55mg/dL、蛋白:97mg/dL
・蛋白細胞解離あり
≪画像検査≫
検査日:2023 年 1 月 7 日
・馬尾の造影病変
≪自己抗体の検査≫
検査日:2023 年 1 月 5 日
抗 GM1 抗体:陰性、抗 GQ1b 抗体:陰性

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