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資料2-32       ワクチン接種後のGBS報告一覧[807KB] (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00106.html
出典情報 厚生科学審議会・薬事審議会(合同開催) 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第102回 7/29)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第4回 7/29)(合同開催)《厚生労働省》
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コミナティ、使用理由:COVID-19免疫(5 回目(追加免疫)、単回量、ロット番号:GJ7139、使用期限:
2023/07/31、筋肉内投与、上腕、接;種日:2022/12/09);
コミナティ、使用理由:COVID-19免疫(6 回目(追加免疫)、ロット番号:GK1328、使用期限:2024/02/29、筋
肉内投与、上腕、接種日:2023/06/09)。
2023/11/19(新型コロナウイルスワクチン接種の 2 日後、インフルエンザワクチン接種の 26 日後、2024/11/19
とも報告された)、患者は事象ギラン・バレー症候群(AMSAN)の疑いを発現した。
2023/11/24、患者は顔面神経麻痺と手のしびれ感を発現した。

【事象の経過】
2023/10/24、患者はインフルエンザワクチンを接種した。
2023/11/01 から 2 日にかけて、発熱があった。 新型コロナウイルスとインフルエンザの検査を受けたが共に
陰性だった。その後、症状は軽快した。
2023/11/17、患者は新型コロナウイルスワクチンを接種した。
薬剤師は、CMT ワクチン接種後 2 日目から両手が冷たくなり、頭痛・顔面痛が生じ、病院を受診したと報告し
た。
医師は、2023/11/19 より両手指の感覚異常と頭痛が出現したと報告した。
2023/11/21 より味覚障害を発症した。
2023/11/22 に当院神経内科を受診した。右口角が下がってきており、また右側の頭痛が継続した。右顔面神
経麻痺と判断し、抗ヘルペスウイルス薬(バルトレックス)とプレドニンを処方された。その後も症状は進行して起
き上がるのも困難な状態となり、2023/11/24 より当院神経内科に入院となった。顔面神経の麻痺は両側に及ん
でおり、嚥下障害、構音障害、味覚障害、自律神経の失調による起立困難、座位の保持困難等があり、ギラン・
バレー症候群の疑い例として同日より免疫グロブリンの大量静注療法を中心とした加療が開始された。
2023/11/24 の髄液検査(2024/11/24 とも報告された):
蛋白細胞解離あり(細胞数 1 uL;; 糖 94;蛋白 48mg/dL、蛋白細胞解離あり:検査室正常値を超える CSF 蛋
白質レベルの上昇および、50 細胞/uL を下回る CSF 総白血球数)。
2023/11/24 の MRI(頭部)(2024/11/24 とも報告された):脳梗塞を認めなかった。
2023/11/27 の MRI(頭部)(2024/11/27 とも報告された):両側顔面神経異;常増強があった。
2023/12/08 の神経伝導検査(2024/12/08 とも報告された):感覚神経の障害、F 波の消失等、急性運動感覚
性軸索型ニューロパチー(AMSAN と報告された)と考えられる。

【転帰】
2023/11/30(新型コロナウイルスワクチン接種後 13 日、インフルエンザワクチン接種後 37 日)、事象ギラン・バ
レー症候群の疑い (AMSAN)の転帰は免疫グロブリン静注、ステロイドパルスを含む治療をもって未回復であっ
た。
その他の事象の転帰は不明であった。
事象(顔面神経麻痺と手のしびれ感)の重篤性と因果関係は薬剤師から提供されなかった。
報告者は、この事象(AMSAN)ギラン・バレー症候群を重篤(入院/入院期間の延長、入院期間:2023/11/242023/12/15)と分類し、ワクチンとの因果関係は評価不能、理由:接種 2 日後の発症であり、可能性は低いと評
価した。
他要因(他の疾患等)の可能性は、2023/10/24 に患者がインフルエンザワクチンを接種した。そして
2023/11/01~2 日に原因不明の発熱あった。

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