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資料1 第6回電子処方箋等検討ワーキンググループ資料 (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43275.html
出典情報 電子処方箋等検討ワーキンググループ(第6回 9/24)《厚生労働省》
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現状の薬局から医療機関等へ共有されている情報について③
各地で使用されているトレーシングレポート等の確認結果等について
○ トレーシングレポート等による薬局から医療機関等へ情報共有に当たっては様々な様式が使用されており、様式等の情報収集を行った。その結
果の概要及びパターン別の事例は以下のとおり。
パターン1

 記載項目を規定せず、汎用的な様式になっているもの。
• 患者情報や、同意有無についての記載項目が定められているもの。
• 共有される情報の概要についてはチェックボックスで指定できるものやフリーテキストで記載できるもの。
• その他の項目については「所見」や「薬剤師からの提案」、「返信欄」が設けられているもの。
• 処方薬の情報、併用薬剤等(要指導・一般用医薬品、医薬部外品、いわゆる健康食品を含む。)の情報、処方薬剤の服用状況(アドヒアランス
及び残薬等)及びそれに対する指導に関する情報、患者・家族又は介護者からの情報等については「所見」の欄に記入することが想定されてい
るもの。 他
パターン2

 様式1-1、1-2、3に各地域で必要な項目や、目的に応じて専門的な項目を付加したもの。
• 各地域で目的(がん化学療法、糖尿病での血糖管理等)に応じて、「患者・家族又は介護者からの情報」について詳細な項目を定めているもの。
• 特にがん化学療法の副作用モニタリングについてCTCAE (有害事象共通用語標準)5.0に基づきグレード評価を記載できるようになっているもの。
• 禁忌薬、アレルギー歴、副作用歴について詳細に記載できるようになっているもの。
• 血糖降下薬服用の際に低血糖の有無を記載できるようになっているもの。
• オピオイド系鎮痛薬を使用している患者のNRS(Numerical Rating Scale)やブリストルスケールによる便の性状分類で記載できるもの。 他
パターン3

 様式1-1、1-2、3の項目にとらわれず、各地域や目的に応じて必要な項目を定めたもの。
• 吸入薬指導報告書、薬学的管理指導計画に基づく報告書等。
• 吸入薬指導報告書について吸入手順ごとにチェックボックスにより患者の理解度の評価を記載できるようになっているもの。
• 医師・歯科医師との事前合意による変更調剤報告書。
• 薬学的管理指導計画に基づく報告書であって在宅服薬指導における食事・排泄・運動機能・睡眠に関する情報を記載できるもの。
• 薬局において検知した患者のインシデント・アクシデントの事例を報告できるようになっているもの。 他
○ FAXで送られたトレーシングレポート等について、医療機関の職員が電子カルテに打ち込んで電子的に閲覧できるようにしている実態等がある
(参考資料を参照)

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