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管理薬剤師アンケート報告書その1-マイナ保険証利活用に係る実態等- (40 ページ)

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出典情報 管理薬剤師アンケート報告書その1-マイナ保険証利活用に係る実態等-(10/4)《日本保険薬局協会》
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好事例1
問.マイナ保険証受付及び電子処方箋に係る具体的な好事例やプレアボイド事例を教えてください。(任意回答、フリーコメント)
(N=約1,200回答)
1. 併用薬の確認による重複投与の防止 (約480件)
- お薬手帳を忘れた患者の併用薬をマイナ保険証で確認し、重複投薬を回避できた。
- 院内処方の情報も確認できたことで処方の重複を発見できた。
- 手帳を分けて持っていた方の重複服用が確認できた。- 複数医療機関(最大で4機関)より同じ医薬品が処方されていることに気づいた。
- お薬手帳に記載のない併用薬情報を取得し、処方の重複を解消した。

2. 併用禁忌・相互作用の確認 (約200件)
- マイナ保険証から薬剤情報を読み取ることで併用薬の確認が容易になり、併用禁忌を発見できた。
- 緑内障治療薬を使用しており抗コリン薬使用できないことが発見できた。
- 紙媒体のお薬手帳に記載のない併用薬があり、処方された臨時薬(抗生物質)が併用禁忌であった。
- マイナ保険証受付によって確認された薬剤情報で、他院処方との薬効重複を発見できた。
- 併用禁忌回避のため、疑義照会により相互作用のない別の薬剤に変更した。

3. 院内処方・注射薬の確認 (約150件)
- 院内処方の情報も確認できたことで化学療法状況を確認出来た。
- 入院中の抗がん剤の点滴、注射の品目がわかり、副作用指導などに活用できた。
- 透析治療で使用している薬剤(注射)が把握できるようになった。

4. 検査値・健診情報の確認 (約100件)
- 特定健診情報により腎機能の確認が取れ、腎機能低下患者に対し過量処方を防ぐことができた。
- 健診情報により腎機能が低下していることがわかり、疑義照会により処方変更となり患者の安全が確保できた。
- 特定健診の結果から腎機能を推察することが出来た。 - 健康診断で得られた数値を把握することで服薬指導に生かすことができた。
- 検査値から腎機能の悪化を確認し腎排泄型薬剤の削除ができた。

5. 保険情報の確認・更新 (約80件)
- 処方箋の保険情報が間違っていたが、正しい保険情報を確認できた。
- 保険証交付後負担割合が変更になった患者について、マイナ保険証受付にて変更を確認できたので、返戻等のリスクを回避できた。
- 最新の保険証情報を確認できるため、期限切れや変更に気づくことができた。
- 保険証が二ヶ月前に変更になり持参忘れた患者様が来局され、自費の処方だったが、マイナ保険証を持っていることを確認でき、オンライン
資格確認により当日中に保険の利用ができた。
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