よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


管理薬剤師アンケート報告書その1-マイナ保険証利活用に係る実態等- (41 ページ)

公開元URL
出典情報 管理薬剤師アンケート報告書その1-マイナ保険証利活用に係る実態等-(10/4)《日本保険薬局協会》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

好事例2
(N=約1,200回答)

6. 副作用歴の確認 (約50件)

- 入院中の注射剤で薬疹歴がある患者の注射の内容が把握できた。同系統の内服薬への使用注意喚起につながった。
- 過去に副作用のでた抗生物質があったが名前が分からなかった。マイナ保険証で過去の処方歴から該当抗生剤を特定することが出来た。
- アレルギーの原因薬剤を覚えてない方の処方歴から、原因薬剤が判明し、再投与が防げた。

7. 手術・入院情報の確認 (約40件)
- 手術の実施記録が見られたため、処方意図が想像できて投薬時の話がスムーズにできた。
- 入院中や退院時処方薬など、おくすり手帳に記載がない場合の薬剤使用状況の確認ができた。
- 手術・入院情報が得られ、処方意図の理解に役立った。

8. 高額療養費制度の利用 (約30件)
- 高額療養費対象患者だと発覚した。
- マイナ保険証にすることで高額療養費が自動計算され、患者さんの申請の負担が軽減された。
- 高額医療が急に必要となった方でもマイナ保険証を使うことですぐに限度額まで支払いを抑えることができた。
- 金額が高いと申し出があった患者にマイナを使用してもらう事で高額療養費の確認より、金額が抑えることができ大変喜んでおられた。

9. 電子処方箋の利用 (約20件)
- 引換番号付き紙処方箋を用いて入力することで思い込みによる規格選択ミスや薬剤選択の入力ミスを減らすことができた。
- オンライン服薬指導でのケースで、通常は処方箋原本が郵送で届いてから薬の発送を行うため患者さんに届くまで日数を要する。電子処方
箋は郵送不要のため、このリードタイムを短縮できる。 - 不鮮明なfaxでの規格、数字見誤りリスクが削減された。
- 電子処方箋に係る具体的な好事例として、処方箋の受け取りから調剤までの時間短縮が挙げられる。
- 電子処方箋により、処方内容の確認がより正確になり、疑義照会の必要性が減少した。

10. その他 (約50件)
- 令和6年能登半島地震で能登から避難してこられた方でお薬手帳をお持ちでない方もいて、マイナ保険証受付のおかげで併用薬が分かり、
新規薬や調剤されたものが変更となっている事を確認できた。
- 保険証を預からないことによりリスクの低減。
- 使い方がわからないだけで使用を躊躇している方もいるので、一緒にやってあげることで次回も使っていただけるようになった。

Nippon Pharmacy Association All Rights Reserved

40