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管理薬剤師アンケート報告書その1-マイナ保険証利活用に係る実態等- (45 ページ)

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出典情報 管理薬剤師アンケート報告書その1-マイナ保険証利活用に係る実態等-(10/4)《日本保険薬局協会》
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負担や課題となる事例2
6. 代理受け取り時の対応困難 (約100件)

(N=約1,700回答)

- 代理の方しか来局されないと確認出来ない。
- 家族が取りに来た場合や、顔認証の前まで移動が負担になる患者の確認が出来ないこと。
- 本人が来局せず、代理人の場合に暗証番号もわからなくて使用できない。

7. 顔認証の問題 (約80件)
- 小児科では新生児も来局されるが、まだまだマイナンバーカードの作成前の方も多く、従来の保険証での確認が必要となる。
- 小児の患者が多く、カードを作っていない場合が多い。祖父母が来局されるとカードがない。もしくは暗証番号が分からない。
- 小児科門前のため、子供の顔が認証できない、両親がパスワードを覚えていないことが多い。
- 車いすだと顔認証が難しい。

8. 暗証番号忘れへの対応 (約70件)
- マイナンバーカードの暗証番号が不明。
- 暗証番号を間違えてる人が多く登録に時間がかかる。
- マイナンバーカードをご利用中のお子様の暗証番号を3回以上お父様が間違えた結果ロックががかってしまいトラブルにつながった。
- 暗証番号入力の際に高齢者の方だと操作ミスも多く、それでロックがかかってしまい、その次の日以降になってもロックは解除されず、役場まで
行ってロック解除をしないといけないのもかなりのご負担。

9. 電子処方箋に関する問題 (約60件)
- 電子処方箋がシステムエラーでレセコンに取り込みできず、医療機関に紙の処方箋を発行してもらうことがあった。
- 電子処方箋の患者様において、薬歴入力後のHPKIカード読み込みが不可で、設定に不備がある状況と思われる。
- 電子処方箋に関する業務はなかなか経験が積めず対応方法の習熟が進まない。
- 電子処方箋の取り込みをしたときに、実際の処方箋の医薬品と全く異なる医薬品が取り込まれることがある。
- 電子処方箋でのデータ不備が多い(一包化指示の抜け、公費の適用・適用外の指示など、通常の処方入力と違うものが医療機関側で
も入力が抜けているのか、分からないらしい)結局、電子処方箋なのに控えの紙に手書きで書いてあるのは電子データの意味がない。

10. 在宅患者・施設入居者への対応困難 (約60件)
- 在宅(施設、個人)の方のマイナ保険証の確認がとれないため、割合が低くなってしまう。- マイナンバーカードの読み取り機材が無い。
- 在宅がメインであると高齢者を対象としていることが圧倒的に多く、カードがないことが多い。また施設においても、ご家族が管理されており、お
預かりも前向きではないようで、今後の対応に難渋している。
- 寝たきり患者はマイナンバーカードが作れない、作ったとしても写真の背景がシーツになってしまうと言われた事に対する返答に困った。
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