マイナ保険証の効果（レセプト返戻の減少）
審査支払機関から医療機関等に対するレセプト返戻の理由について、記号・番号の誤りや該当者なしといったものが
多く見られる中で、マイナ保険証の利用率が高い施設の方がレセプト返戻があった施設割合が減少しており、マイナ
保険証の利用がレセプト返戻の減少の要因の１つと考えられる。
R6.1～R6.3の理由別レセプト返戻件数（資格返戻）
返戻理由
記号・番号の誤り
認定外家族

該当者なし
旧証によるもの
【
資
格
返
戻
】

R6.2

R6.1

本人・家族等誤り
資格喪失後の受診
給付期間満了

患者氏名の誤り
後期高齢者該当
性別の誤り
国保該当
生年月日の誤り

合計

25,186
9,344
10,458
1,399
7,745
8,137
161
51
89
3,376
1
5,692
71,639

22,061
7,598
9,104
1,123
6,939
6,896
114
41
54
2,794
0
5,016
61,740

R5.10～R6.2のマイナ保険証の利用率ごとの平均施設数と
返戻施設割合（0%施設を含む）

R6.3

20,570
7,858
8,445
1,062
6,413
6,730
105
48
60
2,602
0
4,567
58,460

０～３％
の施設

３～６％
の施設

６～９％
の施設

９～12％
の施設

12～15％
の施設

15％～
の施設

マイナ保険証の利用率ごとの施設区分
※ひと月のオンライン資格確認を行った人数がレセプト枚数以下となる施設を対象に集計

（参考）医療機関等にレセプトが返戻されるケース
審査支払機関での受付時

保険証回収後の受診が確認され、変更後の資格（新資格）が判明しないケース（12月２日以降はこの返戻は廃止）

保険者等の資格点検時

保険者等に送付されたレセプトに記録された資格情報等に誤りがあるケース

再審査請求時

審査支払機関でのレセプト受付時に新資格が判明せず、レセプトに記載された旧保険者等にレセプトが送付された
際に、当該旧保険者等が審査支払機関に再審査請求を行い、その時点でも新資格が判明しないケース

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