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2024年度介護報酬改定に関するアンケート調査(前編) (10 ページ)
出典
公開元URL | https://www.wam.go.jp/hp/keiei-report-r6/ |
出典情報 | 2024年度介護報酬改定に関するアンケート調査(前編)(11/20)《福祉医療機構》 |
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2024-004
等の指示のもと ICT 機器を活用したうえで、利
したようだ。一方、加算(Ⅱ)から加算(Ⅰ)へ
用者宅の浴室環境の評価・助言をする場合も算
の移行も 7.6%みられた。今次改定の見直し内容
定可能とする等の見直しが実施された。加算
だけを踏まえると、その要因は判然としないと
(Ⅰ)
・
(Ⅱ)ともに単位数に変更はなく、算定要
ころだが、利用者の入れ替わりなどの影響によ
件の見直しのみが行われている。
るものなのかもしれない。
それでは、こうした算定要件の見直しにより、
おわりに
今次改定の前後で算定状況にはどのような変化
が生じているのだろうか。サンプル数の多い通
本稿では、2024 年度介護報酬改定に関するア
所介護を対象として、回答データを確認してみ
ンケート調査の前編として、処遇改善の状況、
た(図表 15)
。
特養、通所介護および認知症対応型通所介護の
回答結果をみてきた。
(図表 15)改定前後の入浴介助加算の算定状
況(通所介護)
算定して
いない
今
次
改
定
前
算定していない
(n=87)
加算(Ⅰ)
(n=559)
加算(Ⅱ)
(n=132)
今後の介護施設の運営を見据えると、医療と
の連携、生産性の向上、科学的介護の推進とい
今次改定後
った流れは、さらに加速していくことが見込ま
加算(Ⅰ) 加算(Ⅱ)
れる。本アンケートは改定後間もない時期だっ
たこともあり、新設加算はまだ算定していない
96.6%
3.4%
0.0%
0.7%
96.8%
2.5%
価する加算の取得に向けて、積極的に取り組ん
0.0%
7.6%
92.4%
でいただきたい。
施設が多かったが、質の高いサービス提供を評
なお、後編では、訪問介護、介護老人保健施
図表 15 をみると、9 割超が同じ区分のままで、
全体を通しては目立った変化はみられなかった。
これは、認知症対応型通所介護も同じ結果であ
設、通所リハビリテーション、介護医療院、認知
症高齢者グループホーム、小規模多機能型居宅
介護の調査結果をご紹介する予定だ。
また、後編と併せて、本アンケート結果のす
った。ただし、今次改定前の算定していないか
べてを掲載した資料編も公表する予定としてい
ら、今次改定後に加算(Ⅰ)を算定への移行が
るので、ぜひご覧いただきたい。
3.4%、加算(Ⅰ)から加算(Ⅱ)への移行も 2.5%
最後になるが、多忙ななか、本アンケート調
みられる。加算(Ⅰ)の見直しは、研修等の実施
査にご協力いただいた皆様に感謝申し上げる。
という算定要件の追加だったが、各事業所の加
算取得の取組みにより、算定率はわずかに上昇
【免責事項】
※
※
本資料は情報の提供のみを目的としたものであり、借入など何らかの行動を勧誘するものではありません
本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成されていますが、情報については、その完全性・正確
性を保証するものではありません
※ 本資料における見解に関する部分については、著者の個人的所見であり、独立行政法人福祉医療機構の見
解ではありません
≪本件に関するお問合せ≫
独立行政法人福祉医療機構
経営サポートセンター
リサーチグループ
TEL:03-3438-9932
Copyright ⓒ 2024Welfare And Medical Service Agency (WAM). All rights reserved.
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等の指示のもと ICT 機器を活用したうえで、利
したようだ。一方、加算(Ⅱ)から加算(Ⅰ)へ
用者宅の浴室環境の評価・助言をする場合も算
の移行も 7.6%みられた。今次改定の見直し内容
定可能とする等の見直しが実施された。加算
だけを踏まえると、その要因は判然としないと
(Ⅰ)
・
(Ⅱ)ともに単位数に変更はなく、算定要
ころだが、利用者の入れ替わりなどの影響によ
件の見直しのみが行われている。
るものなのかもしれない。
それでは、こうした算定要件の見直しにより、
おわりに
今次改定の前後で算定状況にはどのような変化
が生じているのだろうか。サンプル数の多い通
本稿では、2024 年度介護報酬改定に関するア
所介護を対象として、回答データを確認してみ
ンケート調査の前編として、処遇改善の状況、
た(図表 15)
。
特養、通所介護および認知症対応型通所介護の
回答結果をみてきた。
(図表 15)改定前後の入浴介助加算の算定状
況(通所介護)
算定して
いない
今
次
改
定
前
算定していない
(n=87)
加算(Ⅰ)
(n=559)
加算(Ⅱ)
(n=132)
今後の介護施設の運営を見据えると、医療と
の連携、生産性の向上、科学的介護の推進とい
今次改定後
った流れは、さらに加速していくことが見込ま
加算(Ⅰ) 加算(Ⅱ)
れる。本アンケートは改定後間もない時期だっ
たこともあり、新設加算はまだ算定していない
96.6%
3.4%
0.0%
0.7%
96.8%
2.5%
価する加算の取得に向けて、積極的に取り組ん
0.0%
7.6%
92.4%
でいただきたい。
施設が多かったが、質の高いサービス提供を評
なお、後編では、訪問介護、介護老人保健施
図表 15 をみると、9 割超が同じ区分のままで、
全体を通しては目立った変化はみられなかった。
これは、認知症対応型通所介護も同じ結果であ
設、通所リハビリテーション、介護医療院、認知
症高齢者グループホーム、小規模多機能型居宅
介護の調査結果をご紹介する予定だ。
また、後編と併せて、本アンケート結果のす
った。ただし、今次改定前の算定していないか
べてを掲載した資料編も公表する予定としてい
ら、今次改定後に加算(Ⅰ)を算定への移行が
るので、ぜひご覧いただきたい。
3.4%、加算(Ⅰ)から加算(Ⅱ)への移行も 2.5%
最後になるが、多忙ななか、本アンケート調
みられる。加算(Ⅰ)の見直しは、研修等の実施
査にご協力いただいた皆様に感謝申し上げる。
という算定要件の追加だったが、各事業所の加
算取得の取組みにより、算定率はわずかに上昇
【免責事項】
※
※
本資料は情報の提供のみを目的としたものであり、借入など何らかの行動を勧誘するものではありません
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