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2024年度介護報酬改定に関するアンケート調査(前編) (2 ページ)

公開元URL https://www.wam.go.jp/hp/keiei-report-r6/
出典情報 2024年度介護報酬改定に関するアンケート調査(前編)(11/20)《福祉医療機構》
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2024-004

2024 年度介護報酬改定(以下「今次改定」と

本稿はその前編として、処遇改善の状況、特

いう。)は、人口構造や社会経済の変化を踏まえ、

別養護老人ホーム2(以下「特養」という。)、

「地域包括ケアシステムの深化・推進」、
「自立

通所介護3および認知症対応型通所介護4に関す

支援・重度化防止に向けた対応」、
「良質な介護

るアンケート結果をご紹介する。なお、後編で

サービスの効率的な提供に向けた働きやすい職

は、訪問介護等 6 サービスの回答結果について、

場づくり」

「制度の安定性・持続可能性の確保」

後日公表する予定としているので、併せてご覧

を基本的な視点として実施された。

いただきたい。

今次改定の改定率は、全体で+1.59%のプラ
ス改定となった。一方、訪問介護などのサービ

1

処遇改善の状況

スの基本報酬は引き下げられたことに加え、一

1.1

介護職員等処遇改善加算

介護職員等処遇改善加算の算定率は、加算
(Ⅰ)・(Ⅱ)の合計で 8~9 割を占める

部の加算ではハードルの高い要件が求められた。
このたび、福祉医療機構では、実態把握のた
め、貸付先のうち介護保険法に基づくサービス

今次改定では、3 つの処遇改善加算が介護職

を実施する法人に対して、
「介護報酬改定の影響

員等処遇改善加算(以下「新加算」という。)に

に関するアンケート1(以下「本アンケート」と

一本化され、加算率が引き上げられた。まずは、

いう。)」を実施した。

その新加算の算定状況からみていく(図表 1)


(図表 1)介護職員等処遇改善加算の算定状況
79.6%

特別養護老人ホーム(n=769)
58.0%

通所介護(n=778)

28.9%

65.7%

認知症対応型通所介護(n=67)

介護老人保健施設(n=165)

67.3%

通所リハビリテーション(n=174)

67.2%
44.0%

29.5%

12.0% 8.0%

5.5%

16.7%

8.0% 5.2%

24.0%

12.0%

37.3%

63.0%

小規模多機能型居宅介護(n=135)

4.5%

23.0%

52.4%

認知症高齢者グループホーム(n=225)

9.0%
31.3%

61.2%

訪問介護(n=312)

介護医療院(n=25)

16.4%

28.9%

6.2%
3.1%
7.4%

※3%未満は表記を省略

加算(Ⅰ)

加算(Ⅱ)

加算(Ⅲ)

加算(Ⅳ)

加算(Ⅴ)

算定していない

1 本アンケートの対象は、特別養護老人ホーム、通所介護、認知症対応型通所介護、訪問介護、介護老人保健施設、通所リハビリテー

ション、介護医療院、認知症高齢者グループホーム、小規模多機能型居宅介護の計 9 サービス
2 回答のあった特養(n=769)の施設タイプは広域型が 77.6%、居室タイプはユニット型が 65.3%(複数回答可)でもっとも多かった
3 回答のあった通所介護(n=778)の事業規模は、通常規模型が 66.2%、地域密着型が 27.6%、大規模型Ⅰ・Ⅱが 6.2%であった
4 回答のあった認知症対応型通所介護(n=67)の事業所類型は、単独型が 38.8%、併設型が 49.3%、共用型が 11.9%であった

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