よむ、つかう、まなぶ。
参考資料4 医師臨床研修指導ガイドライン-2023年度版-[1.3MB] (26 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45919.html |
出典情報 | 医道審議会 医師分科会医師臨床研修部会(令和6年度第4回 11/27)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
胃管の挿入と抜去、尿道カテーテルの挿入と抜去、注射(皮内、皮下、筋肉、静脈内)を
実施できることとされている。また、中心静脈カテーテルの挿入、動脈血採血・動脈ライ
ンの確保、腰椎穿刺、ドレーンの挿入・抜去、全身麻酔・局所麻酔・輸血、眼球に直接触
れる治療については、見学し介助できることが目標とされている。
2)研修開始にあたって、各研修医が医学部卒業までに上記手技をどの程度経験してきた
のか確認し、研修の進め方について個別に配慮することが望ましい。
3)具体的には、①気道確保、②人工呼吸(バッグ・バルブ・マスクによる徒手換気を含
む。)
、③胸骨圧迫、④圧迫止血法、⑤包帯法、⑥採血法(静脈血、動脈血)、⑦注射法(皮
内、皮下、筋肉、点滴、静脈確保、中心静脈確保)、⑧腰椎穿刺、⑨穿刺法(胸腔、腹腔)
、
⑩導尿法、⑪ドレーン・チューブ類の管理、⑫胃管の挿入と管理、⑬局所麻酔法、⑭創部
消毒とガーゼ交換、⑮簡単な切開・排膿、⑯皮膚縫合、⑰軽度の外傷・熱傷の処置、⑱気
管挿管、⑲除細動等の臨床手技を身に付ける。
⑤ 検査手技
血液型判定・交差適合試験、動脈血ガス分析(動脈採血を含む)
、心電図の記録、超音波
検査等を経験する。
⑥ 地域包括ケア・社会的視点
症候や疾病・病態の中には、その頻度の高さや社会への人的・経済的負担の大きさから、
社会的な視点から理解し対応することがますます重要になってきているものが少なくない。
例えば、もの忘れ、けいれん発作、心停止、腰・背部痛、抑うつ、妊娠・出産、脳血管障害、
認知症、心不全、高血圧、肺炎、慢性閉塞性肺疾患、腎不全、糖尿病、うつ病、統合失調症、
依存症などについては、患者個人への対応とともに、社会的な枠組みでの治療や予防の重
要性を理解する必要がある。
⑦ 診療録
日々の診療録(退院時要約を含む)は速やかに記載する。指導医あるいは上級医は適切
な指導を行った上で記録を残す。入院患者の退院時要約には、病歴、身体所見、検査所見、
アセスメント、プラン(診断、治療方針、教育)
、考察等を記載する。退院時要約を症候お
よび疾病・病態の研修を行ったことの確認に用いる場合であって考察の記載欄がない場合、
別途、考察を記載した文書の提出と保管を必要とする。
なお、研修期間中に、各種診断書(死亡診断書を含む)の作成を必ず経験すること。
24
実施できることとされている。また、中心静脈カテーテルの挿入、動脈血採血・動脈ライ
ンの確保、腰椎穿刺、ドレーンの挿入・抜去、全身麻酔・局所麻酔・輸血、眼球に直接触
れる治療については、見学し介助できることが目標とされている。
2)研修開始にあたって、各研修医が医学部卒業までに上記手技をどの程度経験してきた
のか確認し、研修の進め方について個別に配慮することが望ましい。
3)具体的には、①気道確保、②人工呼吸(バッグ・バルブ・マスクによる徒手換気を含
む。)
、③胸骨圧迫、④圧迫止血法、⑤包帯法、⑥採血法(静脈血、動脈血)、⑦注射法(皮
内、皮下、筋肉、点滴、静脈確保、中心静脈確保)、⑧腰椎穿刺、⑨穿刺法(胸腔、腹腔)
、
⑩導尿法、⑪ドレーン・チューブ類の管理、⑫胃管の挿入と管理、⑬局所麻酔法、⑭創部
消毒とガーゼ交換、⑮簡単な切開・排膿、⑯皮膚縫合、⑰軽度の外傷・熱傷の処置、⑱気
管挿管、⑲除細動等の臨床手技を身に付ける。
⑤ 検査手技
血液型判定・交差適合試験、動脈血ガス分析(動脈採血を含む)
、心電図の記録、超音波
検査等を経験する。
⑥ 地域包括ケア・社会的視点
症候や疾病・病態の中には、その頻度の高さや社会への人的・経済的負担の大きさから、
社会的な視点から理解し対応することがますます重要になってきているものが少なくない。
例えば、もの忘れ、けいれん発作、心停止、腰・背部痛、抑うつ、妊娠・出産、脳血管障害、
認知症、心不全、高血圧、肺炎、慢性閉塞性肺疾患、腎不全、糖尿病、うつ病、統合失調症、
依存症などについては、患者個人への対応とともに、社会的な枠組みでの治療や予防の重
要性を理解する必要がある。
⑦ 診療録
日々の診療録(退院時要約を含む)は速やかに記載する。指導医あるいは上級医は適切
な指導を行った上で記録を残す。入院患者の退院時要約には、病歴、身体所見、検査所見、
アセスメント、プラン(診断、治療方針、教育)
、考察等を記載する。退院時要約を症候お
よび疾病・病態の研修を行ったことの確認に用いる場合であって考察の記載欄がない場合、
別途、考察を記載した文書の提出と保管を必要とする。
なお、研修期間中に、各種診断書(死亡診断書を含む)の作成を必ず経験すること。
24