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参考資料4 医師臨床研修指導ガイドライン-2023年度版-[1.3MB] (47 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45919.html
出典情報 医道審議会 医師分科会医師臨床研修部会(令和6年度第4回 11/27)《厚生労働省》
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一部を担当させてもよい。
研修管理員会の役割は以下のとおりである、
1)研修プログラムの作成、プログラム相互間の調整、研修医の管理及び研修医の採用・中
断・修了の際の評価等、臨床研修の実施の統括管理を行う。
2)プログラム責任者や指導医から研修医ごとの進捗状況について情報提供を受け、研修
医ごとの研修進捗状況を把握・評価し、研修期間終了時に修了基準を満たさないおそれの
ある項目については確実に研修が行われるよう、プログラム責任者や指導医に指導・助
言を行う。
3)研修医の研修期間の終了に際し、プログラム責任者の報告に基づき、研修の修了認定
の可否について評価を行い、管理者に報告する。臨床研修中断証を提出して臨床研修を
再開していた研修医については、中断証に記載された評価を考慮する。
4)分野毎のローテーション終了時に記載される研修医評価票を保管する。
5)研修医が臨床研修を継続することが困難であると評価された場合、中断を勧告するこ
とができる。
6)未修了との判定は、管理者と共に当該研修医及び研修指導関係者と十分に話し合い、
正確な情報に基づいて行う。

3.プログラム責任者
プログラム責任者は、臨床研修病院の臨床研修関連実務を統括し、研修プログラムの企画・
立案及び実施の管理並びに研修医に対する助言、指導その他の援助を行う者である。臨床研
修を行う病院(臨床研修協力施設を除く)の常勤医師であって、指導医及び研修医に対する指
導を行うために必要な経験及び能力を有している者でなければならない。プログラム責任者
になるためには、臨床研修指導医の資格を取得してさらに数年の実務経験を積んだ後、プロ
グラム責任者講習会を受講する必要がある。1つの研修プログラムにおいて、20 人以上の研
修医が臨床研修を受ける場合には、原則として、プログラム責任者とともに、副プログラム
責任者を配置し、プログラム責任者及び副プログラム責任者の受け持つ研修医の数が1人あ
たり 20 人を超えないようにしなければならない。
プログラム責任者の役割を以下に示す。
1)プログラム責任者は、次に掲げる事項等、研修プログラムの企画立案及び実施の管理
並びに研修医に対する助言、指導その他の援助を行う。
① 研修プログラムの原案を作成する。
②すべての研修医が臨床研修の目標を達成できるよう、全研修期間を通じて研修医の指
導を行うとともに、研修プログラムの調整を行う。例えば、定期的に、あるいは必要
に応じて、研修医ごとの到達目標の達成状況を把握・評価し、定められた研修期間の
終了時までに、修了基準を満たさない項目について研修が重点的に行えるよう指導医
に情報提供する。
③ 到達目標の達成度について、少なくとも年2回、研修医に対して形成的評価(フィード
バック)を行う。
2)研修医の臨床研修の休止にあたり、履修期間を把握したうえで、休止の理由が正当か
どうか判定する。研修医が修了基準を満たさなくなるおそれがある場合には、事前に研
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