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2024年度診療報酬改定に関するアンケート調査-急性期・回復期関連- (3 ページ)

公開元URL https://www.wam.go.jp/hp/keiei-report-r6/
出典情報 2024年度診療報酬改定に関するアンケート調査-急性期・回復期関連-(11/27)《福祉医療機構》
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2024-005

(図表 2)急性期一般入院基本料届出病院が
「増収」または「減収」した要因

因としては、昨今の物価高騰等の影響が考えら
れる。医業収益が「増加」または「横ばい」と回
答した病院の中にも、増収分以上に費用が増加

入院利用率の変化
外来患者数の変化

した病院が一定程度あることがうかがえる。

患者1人1日当たり医業収益(入院)の変化
患者1人1日当たり医業収益(外来)の変化
その他

増収した病院
(n=70)

61.4%

1.3

1.4%

7.1%

しによる影響

22.9%

4 割以上がもっとも影響のあった項目として、
「重症度、医療・看護必要度の評価項目の見
直し」と回答

7.1%
5.7%
減収した病院
(n=35)

60.0%

20.0%

急性期一般入院料 1 の施設基準の見直

14.3%

今次改定における急性期医療のトピックの一

1.2

つが、急性期一般入院料 1 の施設基準の見直し

医業利益の状況

であろう。さらなる急性期の機能分化を推進す

前年同時期と比較して 44.8%が減益と回答。
物価高騰等による費用増の影響か

るため、平均在院日数の短縮や重症度、医療・看
護必要度の見直しなど要件が厳格化されたこと

前節では前年同時期と比較した医業収益の状

により、経営面にも大きな影響を与えることが

況をみてきたが、同様に医業利益の状況につい

予測される。
同入院料 1 の施設基準の見直しのうち、もっ

てもみていきたい。
先のとおり、医業収益は 4 割以上が「増収」

とも影響のあった項目として、
「重症度、医療・

であったが、医業利益の状況をみると、
「減益」

看護必要度の評価項目の見直し」が 43.8%とも

が 44.8%と「増益」を上回った(図表 3)
。収益

っとも多かった(図表 4)

「いずれも経営への影

が増えて、利益が減少したということは当然、

響はほとんどない」は 1 割程度あったものの、

費用の増加が要因であろう。この費用増加の一

大半の病院は今回の見直しによって少なからず

(図表 3)前年同時期と比較した医業利益の
状況

影響があったことがわかる。なお、図表にはな

増益(+2%以上)

横ばい

回答をみても、
「重症度、医療・看護必要度の評

減益(△2%以上)

急性期一般入院基本料
(n=163)

33.1%

22.1%

44.8%

急性期一般入院料1
(n=63)

34.9%

19.0%

46.0%

急性期一般入院料2
(n=11)

いが、同入院料 2~5 の届出を行っている病院の

54.5%

18.2%

価項目の見直し」が 6 割以上を占める結果とな
った。

(図表 4)急性期一般入院料 1 の施設基準の
見直しのうち、もっとも影響のあった項目

27.3%

重症度、医療・看護必要度の評価項目の見直し
急性期一般入院料3
(n=3)

33.3%

急性期一般入院料4
(n=63)

34.9%

33.3%

重症度、医療・看護必要度の該当患者の要件の見直し(B項目の削除)

33.3%

平均在院日数の基準の見直し
20.6%

重症度、医療・看護必要度の該当患者割合の見直し

44.4%

重症度、医療・看護必要度Ⅱの対象病院の拡大
いずれも経営への影響はほとんどない

急性期一般入院料5
(n=15)
急性期一般入院料6
(n=11)

20.0%

27.3%

33.3%

27.3%

46.7%

(n=64)
43.8%

45.5%

26.6%

10.9% 7.8% 10.9%

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