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2024年度診療報酬改定に関するアンケート調査-急性期・回復期関連- (5 ページ)

公開元URL https://www.wam.go.jp/hp/keiei-report-r6/
出典情報 2024年度診療報酬改定に関するアンケート調査-急性期・回復期関連-(11/27)《福祉医療機構》
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2024-005

(図表 8)リハビリテーション・栄養・口腔
連携体制加算の届出にあたって、満たすこ
とが難しい施設基準

同加算の届出状況をみると、
「届出を行う予定
はない」が 44.2%であった一方、
「届出を行って
いる」は 6.1%にとどまった(図表 7)。

(複数回答|n=67)

(図表 7)リハビリテーション・栄養・口腔
連携体制加算の届出状況

専従の常勤理学療法士、
常勤作業療法士または常勤
言語聴覚士の2名以上の配置

46.3%

届出を行っている

専任の常勤管理栄養士
の1名以上の配置

届出を行う予定はない
(n=163)

6.1%
8.6%

41.1%

41.8%

プロセス・アウトカム評価の基準

プロセス・アウトカム評価について、3か月の実績の測定が完了した
ら、届出を行う予定
届出を行いたいが、満たすことが難しい施設基準がある

44.2%

28.4%

リハビリテーション医療に関する
リハビリテーション医療に関する3
3 年以上の経験を有し、リハビリ
年以上の経験を有し、リハビリ
テーション等に係る研修を受けて
テーション等に係る研修を受け…
いる常勤医師の 1 名以上の勤務

17.9%

入退院支援加算1の届出

16.4%

また、
「届出を行いたいが、満たすことが難し
い施設基準がある」が 4 割を占めており、その
うち、約半数が満たすことが難しい施設基準と
して、
「専従の常勤理学療法士、常勤作業療法士

BⅠの測定に関する研修
会の年1回以上の開催

6.0%

脳血管疾患等リハビリテー
ション料及び運動器リハビ
リテーション料に係る届出

4.5%

または常勤言語聴覚士の 2 名以上の配置」と回
答した(図表 8)
。他にも、
「専任の常勤管理栄養

2

士の 1 名以上の配置」や「リハビリテーション

救急患者連携搬送料
「届出を行っている」は 15.9%にとどまり、
求められる実績なども踏まえると、算定でき
る病院は限定的か

医療に関する 3 年以上の経験を有し、リハビリ
テーション等に係る研修を受けている常勤医師
の 1 名以上の勤務」を挙げている病院も 2 割前
後あることから、算定にあたっては、人員の確

昨今の救急医療の現状として、救急搬送が

保がネックになっていることがうかがえる。

年々増加傾向にあるなかで、救急患者が病床を

同加算は、入院料の要件が厳格化されるなか

利用することで新たな受入れが困難になる、
「出

で、収益の上積みを期待できる数少ない材料と

口の問題」が指摘されている。このような問題

いっても過言ではない。該当病棟の入院患者全

を背景として、今次改定では、三次救急医療機

員が対象になり、1 日 120 点を 14 日を限度に算

関等から連携する他の医療機関への転院搬送、

定できるため、大幅な増収につながる。一方で、

いわゆる下り搬送を評価する救急患者連携搬送

高い点数が設定されている分、人員配置や実績

料が新設された。

要件の基準など、高いハードルを越える必要が

急性期一般入院基本料または地域包括医療病

ある。早期リハビリテーションの実施は、自宅

棟入院料の届出を行っている病院の救急患者連

退院割合の向上や在院日数の短縮などにつなが

携搬送料の届出状況は、
「届出を行う予定はない」

ることから、算定に向けた取組みが進むことを

が 70.7%であった一方、
「届出を行っている」は

期待したい。

15.9%にとどまった(図表 9)


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