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2024年度診療報酬改定に関するアンケート調査-急性期・回復期関連- (7 ページ)
出典
公開元URL | https://www.wam.go.jp/hp/keiei-report-r6/ |
出典情報 | 2024年度診療報酬改定に関するアンケート調査-急性期・回復期関連-(11/27)《福祉医療機構》 |
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2024-005
に応じて医療資源投入量が減ることを踏まえて、 3.3
「入院 40 日以内」と「入院 41 日以上」で評価
重症度、医療・看護必要度の見直しの
影響
が分けられた。
逓減制の導入による影響について確認すると、
「ほとんど影響はない」が 65.9%と過半を占め
たものの「逓減制の導入により減収した」も
経過措置終了後にもっとも影響があると考え
られるものとして、「A 項目の見直し」が
61.7%と過半を占める
前節でも触れたように、今次改定では重症度、
25.8%あった
(図表 12)
。
また、
図表にはないが、
医療・看護必要度の評価項目が見直されたが、
回答日時点で平均在院日数が 41 日以上となる
急性期一般入院基本料と同様に、地ケアにおい
患者割合の見込みを聞いたところ、中央値は
ても経過措置が設定されている。
16.1%であった。入院期間 40 日以内の場合、入
経過措置終了後にもっとも影響があると考え
院料が引上げとなることから、増収につながっ
られるものを確認したところ、
「A 項目の見直し」
た病院もあるのかもしれない。一方で、当該患
が 61.7%と過半を占めた(図表 13)
。次いで、
者割合の見込みが 50.0%を超える病院も一定程
「該当患者割合の基準の見直し」が約 3 割を占
度みられた。
めている。重症度、医療・看護必要度Ⅰで「12%
(図表 12)逓減制の導入による影響
以上」から「10%以上」に緩和されたものの、
評価項目の見直しを踏まえると、マイナスの影
(n=182)
響と捉える病院が一定程度あるようだ。
入院日数を短くするため
逓減制の導入に
の取組みを増やした
より減収した
8.2%
(図表 13)重症度、医療・看護必要度の見
直しのうち、経過措置終了後にもっとも影
響があると考えられるもの
25.8%
ほとんど影響はない
C項目の見直し
65.9%
(n=154)
3.9%
該当患者割合の
基準の見直し
なお、
「入院日数を短くするための取組みを増
34.4%
A項目の見直し
61.7%
やした」は 1 割未満にとどまったが、その具体
的な取組み内容の一部を以下参考までにご紹介
したい。
※有効回答ではない病院を除く
入院日数を短くするための具体的な取組み内容 ※一部抜粋
・リハビリ強化(休日施行)による早期在宅復帰の取組み
・専従のベッドコントローラーの設置
・退院支援担当者の強化
・早期からの入退院支援部門の介入
・早期の退院支援をチームで実施している
・入院期間は 40 日を目標と院内周知
・入院から約 2 週間程度で IC・カンファレンスを実施し、退
院に向けたイメージを早期に持っていただく
3.4
在宅復帰率の算出方法の変更による
影響
「マイナスの影響が大きい」が 2 割を占め「プ
ラスの影響が大きい」を上回る
今次改定では、在宅復帰率の計算から、短期
滞在手術等基本料の患者を除外した一方で、介
Copyright ⓒ 2024Welfare And Medical Service Agency (WAM). All rights reserved.
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に応じて医療資源投入量が減ることを踏まえて、 3.3
「入院 40 日以内」と「入院 41 日以上」で評価
重症度、医療・看護必要度の見直しの
影響
が分けられた。
逓減制の導入による影響について確認すると、
「ほとんど影響はない」が 65.9%と過半を占め
たものの「逓減制の導入により減収した」も
経過措置終了後にもっとも影響があると考え
られるものとして、「A 項目の見直し」が
61.7%と過半を占める
前節でも触れたように、今次改定では重症度、
25.8%あった
(図表 12)
。
また、
図表にはないが、
医療・看護必要度の評価項目が見直されたが、
回答日時点で平均在院日数が 41 日以上となる
急性期一般入院基本料と同様に、地ケアにおい
患者割合の見込みを聞いたところ、中央値は
ても経過措置が設定されている。
16.1%であった。入院期間 40 日以内の場合、入
経過措置終了後にもっとも影響があると考え
院料が引上げとなることから、増収につながっ
られるものを確認したところ、
「A 項目の見直し」
た病院もあるのかもしれない。一方で、当該患
が 61.7%と過半を占めた(図表 13)
。次いで、
者割合の見込みが 50.0%を超える病院も一定程
「該当患者割合の基準の見直し」が約 3 割を占
度みられた。
めている。重症度、医療・看護必要度Ⅰで「12%
(図表 12)逓減制の導入による影響
以上」から「10%以上」に緩和されたものの、
評価項目の見直しを踏まえると、マイナスの影
(n=182)
響と捉える病院が一定程度あるようだ。
入院日数を短くするため
逓減制の導入に
の取組みを増やした
より減収した
8.2%
(図表 13)重症度、医療・看護必要度の見
直しのうち、経過措置終了後にもっとも影
響があると考えられるもの
25.8%
ほとんど影響はない
C項目の見直し
65.9%
(n=154)
3.9%
該当患者割合の
基準の見直し
なお、
「入院日数を短くするための取組みを増
34.4%
A項目の見直し
61.7%
やした」は 1 割未満にとどまったが、その具体
的な取組み内容の一部を以下参考までにご紹介
したい。
※有効回答ではない病院を除く
入院日数を短くするための具体的な取組み内容 ※一部抜粋
・リハビリ強化(休日施行)による早期在宅復帰の取組み
・専従のベッドコントローラーの設置
・退院支援担当者の強化
・早期からの入退院支援部門の介入
・早期の退院支援をチームで実施している
・入院期間は 40 日を目標と院内周知
・入院から約 2 週間程度で IC・カンファレンスを実施し、退
院に向けたイメージを早期に持っていただく
3.4
在宅復帰率の算出方法の変更による
影響
「マイナスの影響が大きい」が 2 割を占め「プ
ラスの影響が大きい」を上回る
今次改定では、在宅復帰率の計算から、短期
滞在手術等基本料の患者を除外した一方で、介
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