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2024年度 診療報酬改定の影響等に関するアンケート結果について-地メディ・賃上げ・働き方改革関連- (6 ページ)
出典
公開元URL | https://www.wam.go.jp/hp/keiei-report-r6/ |
出典情報 | 2024年度 診療報酬改定の影響等に関するアンケート結果について(12/26)《福祉医療機構》 |
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2024-007
評価料を算定したなら、入院ベースアップ評価
障害福祉分野の賃上げにつながるような内容が
料も届出をするのは妥当であろう。
多く盛り込まれている。今後もさらなる賃上げ
(図表 11)入院ベースアップ評価料の届出
状況
に向けて、財源も含めた支援や取組みが求めら
れる。
(n=291)
5
届出を行う予定はない
0.3%
医師の働き方改革
5.1
時間外労働の上限規制
A 水準が 9 割を占め、B・C 水準の指定を受け
ている病院はごく少数
届出を行っている
99.7%
医師の働き方改革は、その勤務状況の特殊性
を踏まえ、一般労働者の働き方改革から 5 年間
の猶予期間が置かれたが、2024 年 4 月から時間
※「今後届出を行う予定」の回答はなし
4.3
外労働の上限規制が適用されている。なお、地
今後のベースアップ予定
域医療の確保の観点から、病院の機能などに応
今後のベースアップ予定は、令和 6 年度が
2.5%、令和 7 年度が 2.1%とおおむね目標値
どおり
じて A 水準、B 水準(連携 B・B)
、C 水準(C1・C-2)の 3 水準に分類される。ここでは、ま
ず適用されている時間外労働の上限の水準から
外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)の届出を
確認していきたい。
行っている病院について、今後のベースアップ
適用されている水準は、A 水準が 9 割を占め
予定を確認すると、
令和 6 年度の中央値は 2.5%、 た(図表 13)。一方、B・C 水準の指定を受けて
令和 7 年度は 2.1%であった(図表 12)
。今次改
いる病院は、合わせても 1 割とごく少数である
定では、令和 6 年度に+2.5%、令和 7 年度に+
ことがわかる。また、当然ではあるが、急性期機
2.0%のベースアップを実施することにより、賃
能、病床規模が大きいほど、B・C 水準の回答割
上げの実現を目指しており、おおむね目標値と
合が高くなる傾向にあった。
一致した結果となった。
(図表 13)適用されている時間外労働の上
限水準
(図表 12)今後のベースアップ予定
中央値
令和 6 年度
(n=162)
令和 7 年度
(n=73)
2.5%
2.1%
B
C-1
5.0%
0.9%
連携B
1.9%
※「未定」と回答した病院を除く
(n=322)
C-2
2.2%
A
ただし、2024 年春闘3の全産業平均の賃上げ
90.1%
率が 5.10%であったことを踏まえると、賃金格
差は広がっている。このような状況のなか、令
和 6 年度補正予算案4においても、医療・介護・
3 日本労働組合総連合会「2024 春季生活闘争 まとめ」
https://www.jtuc-rengo.or.jp/activity/roudou/shuntou/2024/houshin/data/matome20240719.pdf?3158
4 厚生労働省「令和 6 年度厚生労働省補正予算案の主要施策集」
https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/24hosei/dl/24hosei_20241129_01.pdf
Copyright ⓒ 2024Welfare And Medical Service Agency (WAM). All rights reserved.
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評価料を算定したなら、入院ベースアップ評価
障害福祉分野の賃上げにつながるような内容が
料も届出をするのは妥当であろう。
多く盛り込まれている。今後もさらなる賃上げ
(図表 11)入院ベースアップ評価料の届出
状況
に向けて、財源も含めた支援や取組みが求めら
れる。
(n=291)
5
届出を行う予定はない
0.3%
医師の働き方改革
5.1
時間外労働の上限規制
A 水準が 9 割を占め、B・C 水準の指定を受け
ている病院はごく少数
届出を行っている
99.7%
医師の働き方改革は、その勤務状況の特殊性
を踏まえ、一般労働者の働き方改革から 5 年間
の猶予期間が置かれたが、2024 年 4 月から時間
※「今後届出を行う予定」の回答はなし
4.3
外労働の上限規制が適用されている。なお、地
今後のベースアップ予定
域医療の確保の観点から、病院の機能などに応
今後のベースアップ予定は、令和 6 年度が
2.5%、令和 7 年度が 2.1%とおおむね目標値
どおり
じて A 水準、B 水準(連携 B・B)
、C 水準(C1・C-2)の 3 水準に分類される。ここでは、ま
ず適用されている時間外労働の上限の水準から
外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)の届出を
確認していきたい。
行っている病院について、今後のベースアップ
適用されている水準は、A 水準が 9 割を占め
予定を確認すると、
令和 6 年度の中央値は 2.5%、 た(図表 13)。一方、B・C 水準の指定を受けて
令和 7 年度は 2.1%であった(図表 12)
。今次改
いる病院は、合わせても 1 割とごく少数である
定では、令和 6 年度に+2.5%、令和 7 年度に+
ことがわかる。また、当然ではあるが、急性期機
2.0%のベースアップを実施することにより、賃
能、病床規模が大きいほど、B・C 水準の回答割
上げの実現を目指しており、おおむね目標値と
合が高くなる傾向にあった。
一致した結果となった。
(図表 13)適用されている時間外労働の上
限水準
(図表 12)今後のベースアップ予定
中央値
令和 6 年度
(n=162)
令和 7 年度
(n=73)
2.5%
2.1%
B
C-1
5.0%
0.9%
連携B
1.9%
※「未定」と回答した病院を除く
(n=322)
C-2
2.2%
A
ただし、2024 年春闘3の全産業平均の賃上げ
90.1%
率が 5.10%であったことを踏まえると、賃金格
差は広がっている。このような状況のなか、令
和 6 年度補正予算案4においても、医療・介護・
3 日本労働組合総連合会「2024 春季生活闘争 まとめ」
https://www.jtuc-rengo.or.jp/activity/roudou/shuntou/2024/houshin/data/matome20240719.pdf?3158
4 厚生労働省「令和 6 年度厚生労働省補正予算案の主要施策集」
https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/24hosei/dl/24hosei_20241129_01.pdf
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