よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


別添3 (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/ari.html
出典情報 「急性呼吸器感染症サーベイランス実施に向けた準備について(依頼)」の一部改正について(2/4付 通知)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

(答)
○ 急性呼吸器感染症(ARI)病原体定点からの検体提出については、他の病原
体定点と同様に、調査単位を週単位とします。
Q. 4-2 急性呼吸器感染症(ARI)病原体定点が提出するものを教えてください。
(答)
○ 検体(鼻咽頭拭い液)(※)と「一類感染症、二類感染症、三類感染症、
四類感染症、五類感染症、新型インフルエンザ等感染症及び指定感染症検査
票 (病原体)」の2点の提出をお願いします。
※検体は、鼻咽頭拭い液が推奨されますが、鼻腔拭い液、鼻汁(鼻水)、鼻腔
吸引液(希釈せず、吸引したものをスワブで採取)でも差し支えありませ
ん。
Q. 4-3 急性呼吸器感染症(ARI)病原体定点に、定点あたり5検体/週を目標に
提出を求めるとのことですが、その必要性について教えてください。
(答)
○ これまで、インフルエンザ病原体定点からインフルエンザ陽性検体の提出
をお願いしてきました。今後、急性呼吸器感染症(ARI)病原体定点には、症
例定義(※)に一致する患者からの検体提出をお願いします。
集められた検体を用いて、インフルエンザ、COVID-19、RS ウイルス感染症
など大きく流行する感染症での流行覚知を行うために一定の検体の数が必要
であるため、文献に基づく陽性率・誤差率を踏まえて、設定しております。
また、インフルエンザ、COVID-19、RS ウイルス感染症の流行覚知、インフ
ルエンザ、COVID-19 のワクチン株・薬剤耐性・亜型判定及び SARS-CoV-2 の
ゲノム解析が可能となるよう(ランダム提出の中で、インフルエンザ・SARSCoV-2・RS ウイルス感染症の陽性検体が十分確保するために)一定の検体の
数が必要であるため、定点あたり5検体/週を目標に提出をお願いすること
とします。
※症例定義:咳嗽、咽頭痛、呼吸困難、鼻汁、鼻閉のいずれか 1 つ以上の症
状を呈し、発症から 10 日以内の急性的な症状であり、かつ医師が感染症を
疑う外来症例
Q. 4-4 急性呼吸器感染症(ARI)病原体定点に、定点あたり5検体/週を目標に
提出を求めるとのことですが、その妥当性について教えてください。
(答)
○ 明確な季節性(非流行期、流行期)を有し、かつ感染者が多い急性呼吸器
感染症(例えば、インフルエンザ)における流行覚知の閾値(流行入りを判
断するための基準)として、ECDC(European Centre for Disease
Prevention and Control)や CDC-APHL(Centers for Disease Control and
Prevention- Association of Public Health Laboratories)のレポートに
おけるサンプルサイズの設定のための計算式等を参考に、陽性率 10%・誤差
5%の範囲で必要な検体数を設定しています。
(参考)
9