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○在宅(その5 )について-1 (36 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00123.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第500回 11/26)《厚生労働省》 |
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退院日当日の訪問看護
○ 訪問看護ステーションの約半数が退院当日に長時間の訪問を実施したことがあり、退院当日に実施したケ
ア内容では「医療処置」が最も多かった。
事例1
■ 訪問看護ステーションにおける退院当日に実施した事例の有無 生後1ヶ月女児 先天性筋疾患の疑い
(n=141)
【退院時の状態】
90分を超える訪問をした
48.2%
体重2,880g
筋緊張低下、哺乳不良にて経鼻栄養。ミルクの投与量を調整中
複数回訪問した
35.5%
【退院当日の看護】
①児の状態観察。胃管の固定位置が看護サマリーと異なっていたため病院に問い
そのような事例はない
39.0%
合わせ、退院前に変更されていたことを確認。
②45分かけてミルク60mlを注入、母の手技で児がげっぷを出せることを確認。ま
(n=85)
た、70mlに増量しても嘔吐ないことを確認。
■ 退院当日に実施したケア内容
③緊急時の蘇生方法指導と連絡方法の確認、肛門の綿棒刺激方法指導
医療処置
68.2%
⑤スキンケア用品等の情報提供
療養上の指導
65.9%
看取りに向けた支援
64.7%
療養環境整備
64.7%
薬剤管理
62.4%
体調確認
62.4%
緊急対応
50.6%
精神面のケア
49.4%
医療機器管理
48.2%
緩和ケア
44.7%
排泄援助
31.8%
清潔援助
感染管理
その他
18.8%
10.6%
9.4%
【出典】日本訪問看護財団「令和4年度診療報酬改定の要望に関するWebアンケート」 2021年3月
事例2
80歳代女性 ALS
数ヶ月前より転倒や呼吸障害あり、去痰困難、CO2ナルコーシスを認めて入院。
気管切開の上、人工呼吸管理となった。退院に伴い、在宅医・訪問看護導入。
【退院時の状態】
退院に伴い、80歳代の夫とともに長女宅の近くに転居。トイレ歩行可能。
本人、夫ともに在宅での生活に不安が強い。
【退院当日の看護】
①氏の状態観察。
②在宅医とケアマネージャーも同時刻に訪問しており、在宅医からの緊急対応等
の説明への同席、関係者間の情報共有を実施。
③環境調整(安全性や動線等を考慮したベッドと人工呼吸器配置の調整、呼吸器
を装着したままのトイレ歩行の動線確認、医療材料の保管に係る助言等)
④家族の医療的ケアの手技確認(気管吸引や呼吸器アラーム時の対応、気管カ
36
ニューレ保護下での体位変換等)
⑤注意点等指導(緊急時の連絡方法の確認等)
36
○ 訪問看護ステーションの約半数が退院当日に長時間の訪問を実施したことがあり、退院当日に実施したケ
ア内容では「医療処置」が最も多かった。
事例1
■ 訪問看護ステーションにおける退院当日に実施した事例の有無 生後1ヶ月女児 先天性筋疾患の疑い
(n=141)
【退院時の状態】
90分を超える訪問をした
48.2%
体重2,880g
筋緊張低下、哺乳不良にて経鼻栄養。ミルクの投与量を調整中
複数回訪問した
35.5%
【退院当日の看護】
①児の状態観察。胃管の固定位置が看護サマリーと異なっていたため病院に問い
そのような事例はない
39.0%
合わせ、退院前に変更されていたことを確認。
②45分かけてミルク60mlを注入、母の手技で児がげっぷを出せることを確認。ま
(n=85)
た、70mlに増量しても嘔吐ないことを確認。
■ 退院当日に実施したケア内容
③緊急時の蘇生方法指導と連絡方法の確認、肛門の綿棒刺激方法指導
医療処置
68.2%
⑤スキンケア用品等の情報提供
療養上の指導
65.9%
看取りに向けた支援
64.7%
療養環境整備
64.7%
薬剤管理
62.4%
体調確認
62.4%
緊急対応
50.6%
精神面のケア
49.4%
医療機器管理
48.2%
緩和ケア
44.7%
排泄援助
31.8%
清潔援助
感染管理
その他
18.8%
10.6%
9.4%
【出典】日本訪問看護財団「令和4年度診療報酬改定の要望に関するWebアンケート」 2021年3月
事例2
80歳代女性 ALS
数ヶ月前より転倒や呼吸障害あり、去痰困難、CO2ナルコーシスを認めて入院。
気管切開の上、人工呼吸管理となった。退院に伴い、在宅医・訪問看護導入。
【退院時の状態】
退院に伴い、80歳代の夫とともに長女宅の近くに転居。トイレ歩行可能。
本人、夫ともに在宅での生活に不安が強い。
【退院当日の看護】
①氏の状態観察。
②在宅医とケアマネージャーも同時刻に訪問しており、在宅医からの緊急対応等
の説明への同席、関係者間の情報共有を実施。
③環境調整(安全性や動線等を考慮したベッドと人工呼吸器配置の調整、呼吸器
を装着したままのトイレ歩行の動線確認、医療材料の保管に係る助言等)
④家族の医療的ケアの手技確認(気管吸引や呼吸器アラーム時の対応、気管カ
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ニューレ保護下での体位変換等)
⑤注意点等指導(緊急時の連絡方法の確認等)
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