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○医療経済実態調査の結果に対する見解について-4-2 (27 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00125.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第502回 12/3)《厚生労働省》 |
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保険薬局の損益状況について
• 保険薬局の損益状況については、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影
響を大きく受け、個人立・法人立ともに保険調剤に係る収益が減少しており、
その結果、損益差額は悪化している。コロナ関連補助金を含めると、若干の損
益差額の改善は見られるものの、元の水準に回復するレベルではない。
• また、1施設あたりの固定負債は約1千6百万円となっており、現在の損益差
額を勘案すると、資金繰りが厳しい状況が続いている。
• 後発医薬品の調剤割合の増加や薬価改定(引き下げ)の影響により、医
薬品等費に係る支出は減少している。
• その一方で、後発医薬品の普及促進等に伴い備蓄品目数は増加傾向を続
けており、その管理に係る負担も増えている。その反面、薬剤師の人件費(給
与費)は減少しており、医薬品の管理コストへの必要かつ十分な手当てがで
きているとは言い難い状況にある。
©Japan Pharmaceutical Association All Rights Reserved
25
• 対人業務や在宅業務等のより一層の充実のために、薬剤師が増員されてい
る傾向を確認できるが(前々年22.6人月→前年23.4人月、3.5%増)、収益減の影響を
受け、事務職員など薬剤師以外の職員を減らすことにより対応せざるを得ない
状況であることがうかがえる。
• 同一グループの規模別でみると、特に地域の医薬品提供体制の中核を担って
いる小規模の保険薬局の損益差額の減少が目立つ。小規模薬局の経営基
盤は極めて脆弱であり、このままの状況が続くことになれば、今後の医薬品供
給に支障をきたすことになる。
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• 保険薬局の損益状況については、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影
響を大きく受け、個人立・法人立ともに保険調剤に係る収益が減少しており、
その結果、損益差額は悪化している。コロナ関連補助金を含めると、若干の損
益差額の改善は見られるものの、元の水準に回復するレベルではない。
• また、1施設あたりの固定負債は約1千6百万円となっており、現在の損益差
額を勘案すると、資金繰りが厳しい状況が続いている。
• 後発医薬品の調剤割合の増加や薬価改定(引き下げ)の影響により、医
薬品等費に係る支出は減少している。
• その一方で、後発医薬品の普及促進等に伴い備蓄品目数は増加傾向を続
けており、その管理に係る負担も増えている。その反面、薬剤師の人件費(給
与費)は減少しており、医薬品の管理コストへの必要かつ十分な手当てがで
きているとは言い難い状況にある。
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• 対人業務や在宅業務等のより一層の充実のために、薬剤師が増員されてい
る傾向を確認できるが(前々年22.6人月→前年23.4人月、3.5%増)、収益減の影響を
受け、事務職員など薬剤師以外の職員を減らすことにより対応せざるを得ない
状況であることがうかがえる。
• 同一グループの規模別でみると、特に地域の医薬品提供体制の中核を担って
いる小規模の保険薬局の損益差額の減少が目立つ。小規模薬局の経営基
盤は極めて脆弱であり、このままの状況が続くことになれば、今後の医薬品供
給に支障をきたすことになる。
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