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○医療経済実態調査の結果に対する見解について-4-2 (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00125.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第502回  12/3)《厚生労働省》
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損益差額率の分布
一般病院(国公立を除く)では、コロナ補助金を除く赤字は前年(度)には5割超に拡大した。コロナ
補助金を含むと、赤字病院は約4割になるが、損益差額率がきわめて低いところと高いところがそれ
ぞれ増加しており、新型コロナ関連補助金によって損益差額率の差が開いたことがうかがえる。
一般診療所(医療法人)では、前々年(度)には赤字の病院は約3割であったが、前年(度)は約5割
に増加した。
一般診療所 損益差額率の分布(医療法人)

一般病院 損益差額率の分布(国公立病院を除く)
▲10%以上0%未満

▲10%未満

10%以上

0%以上10%未満

46.9

50.0
40.0

46.2

16.2
11.1

0%以上10%未満

10%以上

50.0
40.0

29.3

8.0

▲10%以上0%未満

40.7

36.637.7

33.9



構 30.0

比 20.0


) 10.0

▲10%未満

9.5

13.3

11.1



構 30.0

比 20.0


) 10.0

32.8 31.9
26.6

25.6

19.3
15.9
7.0

0.0

0.0

前年(度)
コロナ補助金を除く

前々年(度)

前々年(度)

前年(度)
コロナ補助金を含む

*中央社会保険医療協議会「第23回医療経済実態調査(医療機関等調査)報告-令和3年実
施-」から作成。 病院には特定機能病院、歯科大学病院、こども病院を含まない。( )内は
施設数。

注)公立病院にもともと赤字の病院が多いため、国公立病院を除く
数値で示した。

前年(度)
コロナ補助金を除く

*中央社会保険医療協議会「第23回医療経済実態調査(医療機関等調査)報
告-令和3年実施-」から作成。 ( )内は施設数。コロナ補助金ありの分布は
公表されていない。

注)コロナ補助金を含む損益差額率の分布は公表されてい
ない。

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公益社団法人 日本医師会

長期借入金残高
長期借入金残高は、一般病院では46百万円、精神科病院では28百万円増加した。定点調査
ではないので経年比較できないが、前回調査でも、前々回調査でも一般病院、精神科病院の長
期借入金は減少していた。
一般診療所(入院収益なし)では、長期借入金残高が4,224千円増加した。一般診療所(入院収
益あり)では長期借入金残高は微減であったが、借入金依存度が高い状態に変わりはない。
病院 長期借入金残高の変化

(百万円)
1,500

一般診療所 長期借入金残高の変化

(千円)
1,300

1,346

91,194

100,000

90,783

1,000
608

637

50,000

500

19,354

23,578

前々年(度)

前年(度)

0
前々年(度)

0
前々年(度)

前年(度)

一般病院(726)

前々年(度)

前年(度)

精神科病院(167)

*中央社会保険医療協議会「第23回医療経済実態調査(医療機関等調査)報告
-令和3年実施-」から作成。 ( )内は施設数。

前年(度)

入院収益あり

入院収益なし

(76)

(1086)

*中央社会保険医療協議会「第23回医療経済実態調査(医療機関等調査)報告
-令和3年実施-」から作成。 ( )内は施設。

本来「借入金依存度」で示すべきであるが、短期借入金等が調査されてい
ないため、「長期借入金依存度=長期借入金残高÷総資産×100(%)」で
示すと、前年(度)の長期借入金依存度は、一般診療所の入院収益ありは
24.0%、入院収益なしは14.5%。

公益社団法人 日本医師会

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