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当日配付資料 指摘事項に対する回答(差し替え版) (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25542.html
出典情報 先進医療会議 先進医療技術審査部会(第133回 5/19)《厚生労働省》
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究によるホットフラッシュおよびうつ症状とヴィタミン B6 摂取量との逆相関、(3)女性における月経前症
候群・月経前不快気分障害を含む、多彩な精神症状に対するピリドキサミンの有効性、等を科学的根拠
としています。プラセボ効果が非常に高く出る領域において、臨床的効果の有無を確認するためにはこ
のような小規模な試験から開始する必要があると考えております。

3.トキシコキネティクス(Toxicokinetics: TK)について、毒性試験において全身暴露量の評価はなさ
れているのか。もし TK が評価されているのであれば、各毒性試験での無毒性量(NOAELs)での暴
露量をお示し頂きたい。
【回答】
評価しております。
治験薬概要書(4.2毒性)に記載されております。
恐れ入りますが、非公開で宜しくお願いします。
4.臨床用量の設定根拠 1)2)と関連して、薬効が期待できる暴露量に到達するのに必要な臨床用
量は推定されているのか。ほぼ同じ質問であるが、1200mg/day(600 mg bid)をこの試験の対象患
者に投与した際に、薬効が期待できる暴露量に到達するのか。3)と関連して、無毒性量での全身暴
露量と、今回の試験で到達すると考えられる臨床暴露量の間には、十分な安全マージンが存在し
ているのか。投与期間を6週間にした科学的根拠を薬効薬理学的に説明できるか。
【回答】
薬効が期待できる暴露量に到達するために必要な臨床用量は推定されています。
また、ピリドキサミンの薬事承認の「治験」の第 I 相試験(反復)の結果は、企業さんから共有されており
ます。
進行中の第Ⅱ相試験でピリドキサミンの用量比較試験(1200mg/日、1500mg/日)の情報共有もさせてい
ただきます。
以下、プロトコルより
本薬剤は血液脳関門(BBB)を通過させ、脳内で作用させるためにある程度の高用量が必要と想定され
る。現在、用量設定試験「月経前症候群(PMS)に伴う精神症状 / 月経前不快気分障害(PMDD)を対象
としたピリドキサミンの有効性及び安全性を検討する第 II 相医師主導治験」としてピリドキサミン 1200mg
と 1500mg 投与試験が実施中である。
PMS の臨床試験「月経前症候群(PMS)及び月経前不快気分障害(PMDD)におけるピリドキサミンの有
効性に関する検討(臨床研究)」で 1200mg の投与で有効性は8割以上の患者で確認されている。
本薬剤は腎排泄の薬剤であり、腎機能に強く影響を及ぼす。そのため更年期障害の方の年齢に伴う腎
機能の生理的変化(低下)を鑑み 1200mg 投与を設定した。
また、うつ病に対する抗うつ薬の国内第 III 相試験(デュロキセチン等)および更年期障害に対する卵胞
ホルモン製剤の国内第 III 相試験(エストラジオール等)の薬剤投与期間が 6~8 週であることから、本剤
の投与期間を 6 週と設定した。
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