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資料4-2 ワーキンググループでの主な議論等のまとめ (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25905.html
出典情報 薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ(第5回 5/27)《厚生労働省》
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(別添4)
地域における薬剤師の役割


地域包括ケアシステムにおいて、患者は、外来、入院、在宅、介護施設など
複数の療養環境を移行することから、薬局薬剤師は、患者の療養環境に応じて、
医師、病院薬剤師などの他の関係職種の協力を得ながら、最適な薬学的管理や
それに基づく指導を実施することが求められている。
○ 個々の薬局として最低限必要な機能としてかかりつけ機能(服薬情報の一元
的・継続的把握、24 時間対応・在宅対応 12、医療機関との連携)があげられる
が、地域に求められる薬剤師サービスはより多岐にわたり、全ての機能を単独
の薬局が有することは容易ではなく、地域全体で必要な薬剤師サービスを提供
していくという視点も必要と考えられる。このため地域の薬局が連携する仕組
みを構築する必要がある。また、デジタル技術の活用も視野に入れ、薬局間で
業務を補完する連携を強化することで、個々の薬局の特色あるサービスの提供
が可能となり、結果として地域における薬剤師サービスの充実につながること
も期待される。
○ 地域における薬局間連携の枠組みの中で、自治体、医師会、薬剤師会等関係
者間で協議の場を持ち、相互に協力・連携を図りつつ、災害や新興感染症への
対応体制や、過疎地域の薬剤師サービスの提供等地域医療に必要な機能の確保
策を検討することが有効である。
○ こうした観点を踏まえ、以下の取組を進めていく必要がある。
(1)他職種との連携
○ 地域への医療の提供に薬局がより一層関わっていくためには、日頃より
勉強会や研修会などを通じて医療機関や他の薬局と顔の見える関係を構
築し、課題解決のための機会を継続的に持つことが有用である。
○ 特に、在宅医療への対応においては、在宅医、訪問看護師、介護 職員、
介護支援専門員等との日常的な連携が必須であり、さらに患者の入退院時
には、入院先の医療機関の医師、薬剤師、看護師等との情報共有も必要で
ある。
○ 現状では、連携に熱心な薬局とそうでない薬局の差や、人的・時間的余
裕がない薬局があり、カンファレンス等への参加が促進されるよう、薬局
側での意識や取組の改革が必要であるとの意見があった。
〇 現在、半数近くの薬局が在宅対応を行っていると考えられ 13、増加傾向に

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患者のための薬局ビジョンでは 24 時間調剤や在宅対応について、「かかりつ
け薬局単独での実施が困難な場合には、地区の薬剤師会が主導的な役割を発揮す
るなどして、近隣の薬局との連携体制の構築や、地区又は広域の薬剤師会のバッ
クアップにより輪番で対応することが考えられる。」とされている。
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令和元年 12 月に介護保険の居宅療養管理指導費を算定した薬局数は、25,569
件(居宅療養管理指導費算定薬局数(介護保険)については、厚生労働省老健局
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