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資料4-2 ワーキンググループでの主な議論等のまとめ (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25905.html
出典情報 薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ(第5回 5/27)《厚生労働省》
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(別添3)
薬局薬剤師DX


DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、企業がビジネス環境の激
しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを
基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、
組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立することを
意味している。単に業務のデジタル化を行うことや、それにより効率化を図る
デジタライゼーションとは異なる概念である。
○ 電子処方箋、オンライン服薬指導、マイナポータルを通じた各種医療情報の
共有等のデジタル技術の進展や、諸外国のDX動向を踏まえ、今後、薬局薬剤
師の役割として
・医療情報基盤により充実する情報を活用した対人業務の質の向上
・医療機関への効果的かつ効率的な情報フィードバック
・ICTツールを活用した患者フォローアップの充実
・患者ウェアラブル端末等から得られる情報も総合的に踏まえた新たなサービ
スの提供
等が期待され、これにより薬局薬剤師DXを進めていくことが求められる。
○ 特に、今後の対物業務はデジタル技術に取って代わられる可能性が高いこと
も踏まえ、危機感を持って別添1に示した対人業務の充実に努めることが必須
である。
○ こうした観点を踏まえ、薬局薬剤師DXの実現に向けた以下の取組を進めて
いく必要があると考えられる。
(1)デジタルに係る知識・技術の習得
〇 薬剤師のITリテラシーには個人差が大きく、患者に指導、説明する薬
剤師側のセキュリティやプライバシーを含めたITリテラシー向上が必
要である。
○ また、薬剤師が患者の日常生活管理に関わっていくためには、医療機器
として承認を受けた IoT デバイス等を効果的に活用・管理できる知識・技
能の習得も必要である。
〇 このため、卒後研修の一環として、厚生労働省と日本薬剤師会とが協力
し、ITリテラシーや IoT デバイスの活用、患者の日常生活管理に必要な
情報等を習得するための研修を充実させていくべきとの意見があった。
(2)薬局薬剤師DXに向けた活用事例の共有
○ 今後、オンライン資格確認等システムを基盤とした情報共有やウェアラ
ブル端末からの情報充実などが見込まれるが、服薬指導への活用にとどま
らず、患者への健康相談対応や要指導・一般用医薬品の販売など、得られ
た情報の具体的活用を全国的に進めていくべきであり、厚生労働省におい
ては、例えば、電子処方箋のモデル事業等を通じて有効事例の収集を進め、
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