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資料3-2-① 鈴木先生提出資料 (106 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00348.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第87回 6/8)《厚生労働省》
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新型コロナワクチンの有効性に関する研究(第5報)
考察:2022年1月1日から3月31日における暫定報告
• 本報告では、2022年1月1日から3月31日において、第4報で評価できなかった65歳以上を含む16歳以上における
新型コロナワクチンの2回接種完了および回接種完了の有効性を推定することができた。

• 16歳~64歳では、新型コロナワクチン2回接種完了群において接種完了後早期 (1~3か月)であっても、有効性は35.6%
(95%信頼区間:16.2~50.6%)であったが、追加接種により68.7% (95%信頼区間:55.6~77.9%)まで上昇した。
• 65歳以上では、新型コロナワクチン2回接種完了の有効性が23.3% (95%信頼区間:-75.3~66.5%)であったが、
追加接種により80.5% (95%信頼区間:46.5~92.9%)まで上昇することを確認した。
• 65歳以上においても、デルタ株流行期と比較して新型コロナワクチン2回接種完了による有効性の低下が認められたが、
2回接種完了後90日以内は2回接種完了後の経過時間がわかる患者のうち4.2% (19/456)であり、デルタ株流行時と
比較して少数であった。そのため、今回の有効性の低下がデルタ株からオミクロン株への置き換わりのみが原因ではなく、

2回接種完了からの時間経過の違いによる影響も考えられた。
• 本報告は本サーベイランス研究の暫定データであり、2022年1月1日から3月31日においても今回の報告で集計できていない
対象患者情報もあるため、今後の患者情報の蓄積と解析により変動すると考えられる。

Vaccine Effectiveness Real-Time Surveillance Study (VERSUS)

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