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資料3-2:宮本参考人提出資料 (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27052.html
出典情報 循環器病対策推進協議会(第8回 7/29)《厚生労働省》
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1-2.心疾患アンケート調査研究
急性期病院 (760/1349病院より回答)
A.地域連携の取組;
573施設(75.4%)は何らかの取り組みを行っており、そのうち約60%の施設では地域連携パスや
教育資材を活用し、約50%の施設では退院後の施設を含めた退院前カンファレンスを施行してい
た。医師、看護師、ソーシャルワーカーが中心となって取り組みを進めているが、薬剤師、栄養
士、理学作業療法士、事務系職員もある程度参加していた。また、地域連携を行っていない施設
においては、76%の施設がスタッフの不足を原因として挙げていたが、83%の施設では地域連携
の必要性の認識をしていた。
B.地域連携パスの運用;
その率は、急性冠症候群では11%、心不全では15%と高くなく、また運用している施設でも有効
に利活用されていると考えている施設は約半数であった。
C.患者教育用資材;
その共有については、急性冠症候群で24%、心不全で47%の施設で用いられていたが、多くの施
設で有効に活用されていると認識であった。
D.退院後の情報共有;
その手段としては、通常の診療情報提供書が主であったが、看護サマリーやリハビリサマリーも
多く活用されていた。電子カルテの情報を共有できる施設は約20%であった。
E.退院支援;
支援業務に関わる専任の看護師、ソーシャルワーカーは、80%の施設で設けられていた。退院調
整カンファについては、急性冠症候群では48%、心不全では74%の施設で施行され、両疾患共に
多職種の参加があった。
F.心リハ;
58%の施設では外来心大血管リハビリテーション施行していたが、22%の施設では外来心大血管
リハビリテーション施行可能な施設への紹介を行っていた。実際に心大血管リハビリテーション
を行った患者の割合は、急性冠症候群・急性心不全いずれにおいても、2割未満と回答した施設
が最も多かった。
G.心不全の緩和ケア;
11
53%の施設で施行されており、約半数の症例は、退院後も継続して行われた。