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資料3-2:宮本参考人提出資料 (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27052.html
出典情報 循環器病対策推進協議会(第8回 7/29)《厚生労働省》
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急性期から回復期、慢性期へとつながる医療提供体制についての現状と課題
1.目的と方法
脳卒中、心疾患の主要関連学会のメンバー、地域医療において中核的な役割を持つ研究分担者、協力
者より広く急性期から回復期、慢性期へとつながる医療提供体制についての現状ヒヤリングを行い、
課題の抽出を行った。

2.結果
(1)シームレスな医療提供体制の現状について
 全国にわたる実態は不明であり、急性期、回復期、慢性期と3期に分け、それぞれのステージに対
する全国実態調査によるその可視化が必要な状況
 シームレスな医療体制は、特に慢性期においてその構築が不十分である可能性が高い。現状の可視
化が必須であるが、慢性期は対象が多岐にわたるため実態調査は困難であるため、全国データベー
スからの調査研究により補完するのが有用
 地域間あるいは都市部と地方間により構築の差が大きい
 脳卒中と心臓疾患、あるいは心不全と心筋梗塞というように疾患間により構築の現状は大きく異な

(2)シームレスな医療提供体制構築のための課題について
 各循環器系学会との協力体制が必要
 地域連携パスを用いた急性期・回復期・慢性期にわたる統一した形のパスおよび項目が必要で、そ
れは医療計画策定の際のアウトカム指標にも用いることができる
 地域あるいは都道府県単位での実態調査に基づいた、地域に応じた体制構築が有用
 脳卒中と心臓疾患をまとめたプラットフォームの構築が望ましい
 地域包括ケアあるいは介護も含めた広い医療構想の中での構築が必要
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