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2022年度(令和4年度)診療報酬改定の影響等に関するアンケート結果について-回復期・働き方改革関連等- (3 ページ)

公開元URL https://www.wam.go.jp/hp/keiei-report-r4/
出典情報 2022年度(令和4年度)診療報酬改定の影響等に関するアンケート結果(8/5)《福祉医療機構》
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2022-003

が 2020 年度から引き続く新型コロナウイルス

1.2

重症度、医療・看護必要度の見直しに

感染症(以下「コロナ」という。)の影響により

よる影響
35.1%が「心電図モニターの管理の項目の廃
止」が経営にもっとも影響と回答

低迷していた時期であったためと推測される。
なお、
「その他」については、コロナ対応関連の
補助金と答えた病院が多く、当該補助金収益を

地ケアにおいて、一般病棟用の「重症度、医

医業収益へ計上した一部の病院による回答と推

療・看護必要度」
(以下「看護必要度」という。)

察される。

に関する見直しのうち、経過措置期間終了後、

参考までに、増収要因について「今改定の影

もっとも影響があると考えられるものについて

響」と答えた病院すべてが、具体的な理由とし

は、60.1%が「経営への影響はほとんどない」と

て「入院単価6の上昇」と答えた。

答えた一方、影響がある病院では「心電図モニ
ターの管理の項目の廃止」が 35.1%ともっとも

(図表 2)今改定の影響以外の増収要因
複数回答

利用率の上昇

高く、地ケア 1・2 も、全体と同様の結果となっ

入院単価の上昇

た(図表 4)。

外来単価の上昇 その他
地ケア全体(n=64)

60.9%
46.9%

自由記述をみると、主たる診療科が内科系・

29.7%
29.7%

循環器科であることや、高齢の患者が多いこと
57.9%

地ケア1(n=38)

地ケア2(n=23)

などが理由として多く挙げられた。地域包括ケ

39.5%
23.7%
31.6%

ア病棟への入院患者の多くは、急性期を脱して、
69.6%
60.9%

在宅復帰を目指すケースが大半を占めることか

34.8%
21.7%

ら、注射薬剤や輸血等による評価は少ないとみ
られ、心電図モニター管理は特に重要項目であ

一方、減収要因について確認したところ、増

ったと考えられる。

収要因と同様、地ケア全体で「今改定の影響以
外」が 88.7%と大半を占めていた。その具体的

(図表 4)
「重症度、医療・看護必要度」に
関する見直しのうち、経過措置期間終了後、
もっとも影響があると考えられるもの

な要因は、地ケア全体で、「利用率の低下」が
71.4%ともっとも高い(図表 3)。利用率の低下
は、院内クラスターの発生や病床確保などコロ
ナの影響によるものも含まれているとみられる。

利用率の低下

注射薬剤3種類以上の管理への変更

該当患者割合の見直し

影響はほとんどない

1.0% 3.8%

(図表 3)今改定の影響以外の減収要因
複数回答

心電図モニターの管理の項目の廃止

地ケア全体(n=208)

35.1%

地ケア1(n=133)

35.3%

地ケア2(n=72)

36.1%

入院単価の低下

0.8% 3.0%

外来単価の低下 その他
71.4%
地ケア全体(n=65)

60.1%

36.5%

60.9%

1.4% 4.2%

19.0%
25.4%

58.3%

67.4%
地ケア1(n=43)

37.2%
20.9%
27.9%
78.9%

地ケア2(n=19)

36.8%
15.8%
21.1%

6 患者 1 人 1 日当たり医業収益(入院)を指す(以下記載がない場合同じ)


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