よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料 (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000977503.pdf
出典情報 医療分野における仮名加工情報の保護と利活用に関する検討会(第7回 8/19)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

例えば、国産ワクチンの実用化、治療薬の実用化に時間を要した要因は様々であり、
特定の要因のみに帰すことはできないものの、医療情報を利活用するための枠組みに
課題があった点も一因であることは否めない。
✓ そのためには、電子カルテ情報の標準化等をはじめとした医療 DX の推進と、医療情
報の利活用を推進するための仕組みづくりを「車の両輪」として進めていかなければ
ならない。
繰り返しになるが、様々な医学研究や創薬、医療機器開発等の場面では、多くの場
合、
「顕名」の医療情報は必要とされない。予後情報等を追跡し、治療や投薬等の有効
性を確認することが可能な仕組み、また、データ数が少ない、あるいは、
「特異な値」
であっても、個人の権利利益を十分に保護しつつ、一定の規律の下にこれを利活用で
きる仕組みを整備し、その上で、例えば、学会等が保有するレジストリデータ、次世代
医療基盤法の認定事業者が保有するデータなど、クレンジングされた良質なデータを
有効活用できるようにすることで、その成果を社会に還元していくことができるよう
にすることが重要である。
✓ 政府においては、本検討会で出された様々な指摘を十分に受け止めつつ、このよう
な「仮名化された医療情報」を有効に利活用できるよう、関係省庁が連携した上で、具
体化に向けた検討を進めていくことを強く求めたい。

9